イヌの日

11月21日(火)19時公演
阿佐ヶ谷スパイダーズPRESENTS「イヌの日」
本多劇場

初演は観てません、というか長塚作品自体が初めてでした。感想はやんわり内容に触れてますのでご注意を。






凄い。
終わった時、久々に良い作品を観たという充実感があった。重い内容のせいで精神的に消耗したというのもあるかもしれないけど、それだけじゃなくて。ストーリーにも役者にも惹き込まれて、今もあの地下の空気が体内に留まってる感じがする。初めて「誰も知らない」を観た時の感覚と似ていると思った。
それにしたって八嶋さんがもう!八嶋智人おそるべし。地下の住人と遊んでいる時のバカっぷりと彼女と話している素の時、ラストのくだり、それぞれ全く別人のように演じ分けているのに、それでもちゃんと同じ人物として繋がっている。そのおかげで彼の悲しさ、ひいては物語の悲しさがより深く伝わってくる気がする。
「端を渡ったら泣け」もチケット高いからスルーしようと思ったけど、役者ヤッシーをもっと観たい欲が出てしまった。つかびっくりするくらい豪華だし、やっぱりコレ普通に考えて観たいよ。。。
とにかく役者さんの全員が全員素晴らしかった。特に美保純かっこよかったー、見直しちゃったよ。もちろん中山祐一朗さんの可愛さは凝視で。
セットの作りも良かったし、とにかく非常に楽しめました。