橋を渡ったら泣け

07.3.5(月)19:00〜
「端を渡ったら泣け」
Bunkamuraシアターコクーン
作:土田英生
演出:生瀬勝久
出演:大倉孝二八嶋智人・他

初日、観てきました。ネタバレ注意。






S席だったんだけど、あの劇場って2階中央の前3列もS席なんだね。まんまと2階席でした。観づらくはないけど、1階で細かい顔の表情まで見えたらもっともっと良かったのに。
上演時間の4/5くらいまでは静かに狂っていく人間たちがそら恐ろしくて、胸がぐっと詰まるように悲しく感じていたけれど、最後はカラフルな洋服に救われた。でもよく考えたら出演していた人物は誰も死んでないし、根っからの悪人は居ないし、最後はみんな幸せになれた(と思われる)。
それが良かった。排除される人間がいなくて良かった。
「イヌの日」でもそうだったけど、八嶋さんは役の上でもムードメーカーなんだね。彼の一言でパッと光りが差したり、ふわっと和んだり。素敵だなぁ。やっぱり1階席の、出来れば前の方でもう一回じっくりと、それぞれの役者さんの表情まできちんと観てみたい気がする。あと、回を重ねるごとにアドリブがどんどん増えて笑いどころも増してくるんだろうな。
あ、あと3回目のカーテンコールで出てきた生瀬さんの、細いパンツに黒いジャケットに開衿白シャツ姿が素晴らしく格好良かった。