急遽お休み

朝、いつもの時間に駅へ行くとすでに地獄絵図の様相。JRよまた何かありましたか?と、人をかき分けて改札付近に辿り着くと、どうも普通の遅延じゃないみたい。駅員はメガホンで何か言ってるけど聞こえず、混雑で遅延届けももらえず、ただ人々の様子から復旧まで時間がかかりそうだというのだけは感じたので、自分でも呆れるほどあっさり諦めて家に帰った。
今日雨だし。きっと客来ないし。他にカギ持ってる人もいるから、店が開かないって事はないし。振替バスなんて果てしなく並んでるし。
家で運行情報を調べると、大宮を通る路線がことごとく運休。じゃあバスで大宮行っても意味なかったんだな、私間違ってなかった。11時頃が復旧予定だというので一応そのままの格好でもう一度寝て、11時に目覚めるとまだ止まってた。一応そのままの格好でTV見て待ってたのに、復旧予定が13時に延びていた。
ごめん同僚、今日休むわ。と店に電話をして快い承諾をもらったところで、どうにもする事がないのでTSUTAYAついでに駅の様子を見てみると、なんと止まって5時間も経つのに駅はまだ人が溢れてた。バスの列なんて、東口から階段上がって駅の構内を貫通して西口に出ちゃってた。そこまでしてみんなどこへ行くんだい?しかも雨ぞ?いいじゃん、そこらへんの喫茶店入って本でも読んでなよ。と思うけれど、同時にこんなけなげな日本人が嫌いじゃないよ。
もちろん定番の駅員に文句言うおじさんとか、携帯で誰ともわからない相手にグチる女子高生とかはいるけど、そんなのは当たり前。イライラしたら怒鳴る奴ってのはいる。電車が止まってるのは駅員のせいじゃないのに可哀想だなと思うけど、そこはあくまで低姿勢で逆ギレとかはしない。乗客だって諦めて各々必要な列に並ぶ。割り込みしたり、けんかしたりはしない。雨の中、傘をさしながら黙々と来ないバスを待つ。
通勤ラッシュの時間帯って事は、ほとんどが仕事か学校が目的なんだよね。なのに、不可抗力だからと諦めてしまう私のような人は少なくて、みんな何とかして辿り着こうとしてる。日本にはまだそういうひたむきな感じがちゃんと残ってるんだなと感心した。
私は部屋を掃除をして、DVDを観て、いっぱい寝た。