100sツアーファイナル

07.7.20(金)19:00〜
100s LIVE TOUR 2007 百来来!!!!!!
SHIBUYA-AX

メンバーも客も、力の入り方がね、違う。今日もやっぱりファイナルだけの魔法がかかっていた。6人がステージに出てきた時のお客さんの歓声とか、ぐわっと熱が高まる感じは最高で、6人はそれを飲み込むような力で全ての曲をただただ全霊で演奏してくれた。私は今の、100sとして一つになっている一義が最高に好きだ。彼は大切な物を次々見つけて、前へ前へ進んで行っている。それを私はずっとわくわくしながら見ていきたいと思う。
どれもこれも本当にかっこよくて優しくて良かったのだけれど、中でも「シンガロング」「ももとせ」「犬と猫」が素晴らし過ぎて、泣いた。特にシンガロングは、身を削って歌うような一義の姿と雷鳴のようなトムさんのドラムに呑まれて本気泣き。好きな歌が聴けたとか歌詞がどうとかじゃなくて、たぶんそこで鳴っている圧倒的な音に感動したんだと思う。あとやっぱり、彼が魂を込めるように歌うのを目の当たりにしたからもあるかな。
レキシ中のメンバー紹介におけるソロ演奏が、全員格好良くて倒れそうだったよ。今日はトムさんがしっかり見える位置に居ようと、いつもは行かないど真ん中に。でも1柵目よりは後ろにしたので、とてもゆとりがありつつも相当視界が良くて、思い通りに見たいメンバーが見えた。なんというベストポジション!AX自体も、照明が美しくて音は力強くてお気に入りの会場。過去にここでやったファイナルたちも最高だったので、これからもここを終わりの地にしてくれると嬉しい。
彼らのライブは常に沢山の手が挙がるけれど、それはただリズムにのるためや振り付けの一環としてではなく、100sに向けて差し出されているように見える。私自身でいつも思うのは、ショートホープの歌詞のように手を伸ばせば彼らが救い上げてくれるような気がして、そしてこちら側だけではなくて向こうからも手を差し伸べてくれているようで、だからつい彼らに手をかざしてしまう。
一義はこの素晴らしい一瞬を味わうかのように、観客の方をとても丁寧に、まるで一人一人を覗くかのように見ていて、そして何度も何度も心から楽しそうに笑っていた。私はその姿を見るためにライブに行くくらい、笑っている中村一義が好きだ。
ALL!!!!!! (DVD付)