shimokita round up

08.1.3(月)14:00〜21:30
shimokita round up
会場:CLUB Que / SHELTER / GARAGE / CLUB251 / 440 / mona records
出演:47組

今スタッフブログを読んだら『3月から動き始めていた』と書いてあって、こんな安いチケットでこんなに快適にこんなに楽しませてもらって、本当に感謝の言葉しかありませんっ!と直接会って握手したいくらいの気持ちになりました。当日会場を回ってみてわかったけど、どこも普通に行けば入れるくらいの人数的なゆとりがあって、もちろん規制がかかったところもあったけれど、そういう場所でも会場の中がひしめいて動けないなんていう不快な事もなく、お客さんもアーティストも十分楽しめるように配慮された気持ちの良いフェスになっていました。
チケットの枚数も初めは少なさに驚いたけれど、これ以上は増やせないという絶妙な枚数だったのだろうと思います。6箇所使っているとは言え、収容人数だいたい200〜300人だもんね。monaなんて80人だし。でもそういう親密さがこのフェスの素晴らしいところだと思います。Quipさん、来年もがんばって下さい!
あ、そうだ。開始時間をもう1時間早くして、17時前後に40分〜1時間の小休憩があればいいのにとは思いました。疲れちゃうし、お腹空くし、でも見たい誰かを潰さないとそれができないのはもったいなくて。。。せっかく下北にいるんだから散策時間もあったらなぁと。そしたら離れてるガレージにも行けるし(笑


見たもの

アナログフィッシュ/251
まつきあゆむ/Que
・LOVE LOVE LOVE/Que
 休憩
ANATAKIKOU/251
・高森ゆうき/mona
・マスザワunit/mona
・鶴/251

少しだけ予定と変わったけど、見たいものは全部見れたし、見たものは全てが素晴らしく良かった。
当日は下北着いた早々にビッツくんと遭遇して、友達と楽しい話しながら美味しいパスタ食べて、この時点ですでに幸せな1日を過ごす準備万端。本部としては少し狭いハイラインレコーズ跡地で、赤いリストバンドを付けてもらったよ。


やたら長いので畳みます


トップバッターのアナログはクアトロの流れをそのままに、キラキラと輝くような強い力を発散していた。毎回書くけどclap your handsが好きすぎて、あの始まりのハンドクラップをするともうわくわくが止まらなくなる。健太郎さんの声の確かさは心から信頼できると感じさせて、この曲を一番最初に聴いた時からその印象は変わらない。あと、この日の「Sayonara 90's」は抜群に良かったと思う。元々が良い曲だから、私の中で良いのが当たり前になりつつあったのかもしれない。けどこの日の特に演奏の素晴らしさは驚異的だった。あぁもう、アナログに対する愛が深すぎてどうしようね。スパルタみたいに、7週連続ライブ企画とかやってくれないかな〜(笑
251は初めて入ったけど、いい会場だった。みんなが横の花道から登場するのがステキ。

Queに移動してまつきくん。ライブ見るのは初めてだけど、まさかあんなに動く人だとは思ってなくて最初びっくりした!でもその一生懸命な感じがすごい可愛い。フロアの真ん中あたりにまつきくんのことが大好きっぽい男の人がいて、それも微笑ましかったし、その人ににこっと笑ってあげるまつきくんも素敵だった。そして真っ赤なTシャツはMOTHER3。襟足のハネを切って、もっと綺麗なメットヘアにしてあげたかったよ。

  • LOVE LOVE LOVE

本当はLucky3も少し気になってたんだけど、友達からもうすぐ活動を休止すると聞いたので、ダブルオー・テレサの二の舞になる(好きになったら解散パターン。声もちょっと似てる気するし…)と思い、そのままQueに残ってみた。
けどLOVELOVELOVEも好きな感じでライブを見るの楽しみにしてたし、実際すごく良かった!ボーカルの人、がんばってていいね。熱かったけど暑苦しいのとは違って、それは声の質のせいかと思ったけれど、押し付けがましくない歌い方というのもあるかな。あと風貌がパーマ時代の若かりし上田さん(@ヨーロッパ)みたいで、理系を連想したからかもしれない(笑
CDJでも誰とも被らずに、無事見る事ができたらいいなぁ。


と、ここですでに限界を迎えていったんリタイア。ずっと一緒だった友達と3人でカフェタイム。外の大きな窓に向かって座るカウンター席にいたら、その前を緑のパーカーにギターケースをしょった男の人がこっちを見ながら歩いていて、そのキラキラした目元は明らかに健太郎さんで、でも何かやっぱり違うような気もして(小柄でもっさりして19才くらいに見えたの)そのまま特に話題にもしなかったら、後々本人と判明。ミュージシャン的なお洒落さがないのがまた良いところであるよ。

出演を知った時からずっとずっと心待ちにしていて一番の大本命(アナログは今月3回あるしね)だったから、少し早めに会場行ったら全然空いてた。あらら。また世間と温度差が。でもこのライブがね、もう本当に凄い良かった!!楽しかった。嬉しくて嬉しくて、見てる間中にやにやしっぱなしだったよ。しかも持ち時間短いからMCが少ないのも覚悟してたんだけど、まあきさん絶好調だしw
最初の一言があって→会場から拍手が起こって→藤井さんのドラム、という流れを考えていたまあきさんの予想を裏切って、うっかり拍手が起こる前にカウントし始めちゃった藤井さん。即座にストップをかけて「ほんとにねぇ、死んでいいよ」と(笑
藤井さんは本気で照れて謝ってました。それを見て楽しそうに笑うほくちゃまはピンクのTシャツ。あぁ可愛すぎるよ3人とも。。。もう一度入りからやり直しての「リリー」は、いつ聴いても名曲だなぁと思っていたら、「名曲から始めちゃいました」と自ら宣言。
あと、北條さんがめずらしくギターの弦を切ってしまうというアクシデント発生。慌てて弦を巻く姿を「感慨深いものがあるよねぇ」と言いながら見守りつつも、間ができないように喋り倒す松浦さん。弦を張り終わった北條さんの「おまたせっ!」が、とてもキュートでした。こちらとしては、いっぱいMCが聴けたので全く問題ないけどね。
私は身長があるので普段はそれが気になって後ろか端に行くのだけれど、アナタの時だけは許して下さいと思いつつ藤井さんがよーく見えるど真ん中に。やっぱりかっこいいよー。結構振りかぶるように打つよね。髪型は喫茶リリーの時より少し短くなっててちょっと残念だけど(笑
とにかく全部良かったけど、今回は最後にやった「かくれんぼう」の凄さに尽きる。松浦さんの歌い方が恐ろしくかっこよくて、思わず息をのんだ。何度も聴いてる曲なのに、初めて聴くみたいだったよ。松浦さんあんな歌い方もするんだな…あんな力強い激しさも出せるんだ…と思ったら、もっともっとたくさん、取りこぼしのないくらい全部のライブに行きたくなった。けど(距離的に)行けないもどかしさ。スプリットもいいけど、早く自分たちのCD出してー。

  • 高森ゆうき

マイスペでいいなと思って初めて見ました。monaへ移動したら、すでに座り席はいっぱいで、出入りの気になるドア付近に立ちになってしまったけれど、結果的にそれが良かった。どこまでも澄んだ、風のような歌声を聴いている途中なのに、例の緑パーカーにギターケースの人がバタバタと入ってきて私の横へ。近くで見たらキラキラの目はやっぱり健太郎さんなのだけれど、私より背が低くてまだ確信が持てず。前回見た時はどうだったっけな?こんなにちっちゃかったかな?と記憶を掘り起こしてみたものの、どうにも様子がおかしいその人は、1人で大汗かいてるし、高森さんのMCに遠慮なく笑ったかと思えばでかい声でつっこみを送るという、それはまさしく酔っぱらいの健太郎さんなのでした。
終演後に少しお話をして握手してもらった時も、目を潤ませながら高森さんとタバコジュースを絶賛してみたり、ふわふわ楽しそうだったよ(笑

  • マスザワunit

高森さんで弾語りの耳になっていた私は、やはり目の前にいるこの人が歌うのを見たい!という気持ちになり、移動はせずにそのままマスザワunitを。ザ・ガールハントは好きな感じではあるのに少ししか知らなくて、マスザワさんの事も初めて認識したのだけれど、しゃべりの能力が群を抜いているね。弾いている時間より喋っている時間の方が長かったような…しかも最高に面白かった。この場でシナモンを克服してたw
最初のユニットはハネムーンの方と。この2人の声の重なりも綺麗で良かったけど、次の健太郎さん×マスザワさんが驚異的な相性の良さだった。何この2人の声量…monaの壁にヒビ入るよ。今夜だけなんてもったいない!またやって欲しい!と真剣に願いながら見てました。
陽気に喋り倒す2人はやはり時間を5分ばかり押したらしく、でも最後は絶対鶴が見たかったので終わると急いで251へ。ただユニットがあまりに良すぎて抑えきれずに、道すがら友達へ「良かった!すごい良かった!」を連呼。この日は偶然だけど、常に2〜3人と一緒に動けたので、ライブが終わるたびにこの気持ちを伝えられる相手がいる有り難さ噛み締めていたよ。

会場は埋まっているけれどキツキツではなくて、ちゃんと踊れるスペースもとれた。どうしてこんなにきれいにお客さんが分散しているのかと不思議なくらい、どの時間のどの会場もうまいことほどほどに埋まってた(ような印象。実際は自分の行ったところしかわからないけどね。)
鶴は夏フェス以来だけど、あれですっかり心を掴まれていたからまた観られるのを楽しみにしていた。開始前のサウンドチェックのサービスがまた嬉しいよね。あの時点でもうどきどき楽しくて。
会場は最初からノリが良くて、後ろの方まで当然のように、むしろ率先して鶴ポーズやってた(笑 こーゆうのっていいよねぇ。声にも音にもMCにも、そこにいる人全部を巻き込む力がある。ほんっと声かっこいい。そしてありえないほど歌が上手い。ライブだとCDで聴いてる時より不安定な人も多いけど、この人の声は絶対ブレない。音源の安定感はそのままで、そこに勢いと新鮮さが加算されて輝く。あんなひょろっと細いのに凄いなぁ。。。
最初から最後のアンコールまできっちり全力で楽しませてもらって、この素晴らしい一日が終了。名残惜しくて、友達とカラテチョップで遅い夜ご飯をたべながら、ただひたすら楽しかったことを反芻してました。
この企画が今後も続いていくことを願っています。ありがとうございました。