SSMF東京本選

09.2.28(土)14:00〜
ヨーロッパ企画Presents
第5回「ショートショートムービーフェスティバル」東京本選
テーマ「ゴ」
会場:ヤクルトホール
審査委員長:本広克行監督

実際観に行ったのは初めてです。この投票に憧れてたんだよね〜(笑)

上田&中川の司会に呼び込まれて次々ステージに登場する監督は総勢18組。壮観!
私の席は一列目の左端だったので、ちょうどイクイプメン人羅・黒木・諏訪・ソリ・角田の、しょーもない囁き合い触り合いが見放題で得した気分!スクリーンも思ったより普通に見えたし、良い席だったよ。


(感想とか順位とか書いてあるので、大阪本選を見る方はお気をつけ下さい。)






スーツが似合ってたのは中川さんと03、でもある意味永野さんが一番かな。始めからスーツを着せられて製造されたゼンマイ人形みたいだった。可愛いこと限りなし。
上田さんは…あれ記者会見のとは違うよねぇ?明らかにサイズでかいし。上田さんは遠かったので、メガネの割れまで確認できませんでした。筧監督と並んだ時に顔も背格好もそっくりで笑っちゃった。ムロさんが普通の服にジャケットなのにオシャレ度高くて素敵。唯一の女性山脇さんは、おかっぱ頭に真っ赤なワンピース、紺色のタイツとヒールの高い靴で、最高にキュートだった!
抽選の前に袖へ消えた酒井さんは、白衣を羽織って酒井博士に変身。抽選ロボは上手く働いていたように思えたけど、今日の日記を読むと大阪本選までに少し改良するみたいね。全員が抽選終わって最後に余りを自分の番号とする時に、バッと白衣を脱いで目の前でただの酒井さんに戻ったのが可笑しかった。


では上映順通りに、一言感想を。(タイトルは自分で勝手につけたものです)



1:永野宗典「五畳/独りドラマ」
この中で唯一、トップに耐えられる力がある作品だと思う。1番手はなるべくしてなったんだなと。独特の世界観が凝縮されていて、ぎゅっと中身の詰まった濃い作品なので、まだ1作品しか見てないのに「永野さんに票入れるかも…」という予感が。


2:イクイプメン「キリクチさん/アニメーション」
キリクチさんあるある(笑)音と合っていて可愛いけど、今考えると「ゴ」がわからない。→キリクチさんが「ゴ」にまつわることをしていました。


3:ムロツヨシ「ダメ人間/人形劇」
本広監督は全力のダメだしをしていたけれど、私は好きだったよ(笑)しょーもないけど、憎めない。ただ、上田さんが1点差で敗退したというのが複雑よね…上田さんのも見てみたかったー。


4:ポップル・ピープ・プロダクションズ「青春の光/アニメーション」
1枚の絵に寄ったり引いたりするだけの簡単な動きに、ぼそぼそとしたアフレコをのせただけの素朴な会話劇。なのに面白くて惹き込まれる!ギリギリの絵が良いし、声のぼそぼそ感が良いし、その声と少しだけ内容のズレた字幕が可笑しさを倍増させている。声をやっている監督が、絵の男の子そのまま!って感じの素朴で内気な人で、とても好感が持てました。


5:東京03「ショートコント」
5本のショートコント、映像ネタですが、完全にはずしてました(笑)終わるやいなや、袖から「ちょっと待って!違うんです、間違えました!」と言い訳をしながら出て来る3人。このアフタートークの方が断然面白かったよ(笑


6:山脇唯「高校生/青春ドラマ」
きゅんとしてしまうような淡い青春ドラマで、唯一の女性監督という期待を裏切らない素敵な映画でした。ソリ松がちょっとかっこよく見えちゃった。石田さんはあの中に混ざると、学生服に限界が…(笑


7:酒井善史「ゴレンジャー/特撮」
最高に可笑しかった!凄いがんばって作ってるのにどうしようもなく安っぽくて、本当に酒井さんは愛すべき人だなぁとしみじみ。どれか1つだけもう一度見せてくれると言われたら、迷い無くこの作品を選ぶよ。


8:諏訪雅「ゴリラ/日常ドラマ」
重田さんのあとにゴリラの映像が出た時「こんなに似てた!?」というくらいゴリラ的でびっくり。諏訪さんの人柄が出るような穏やかさが好きだし、重田さんのダンスにも笑ったけど、少し印象が薄かったかな。


9:モンスターエンジン西森洋一ニート/ドキュメンタリー風」
合間にしつこく入る「ニーーートッ」という台詞が、つい笑っちゃう。何が「ゴ」なのかと思ったら、本広監督が聞いてくれて解決。誤解のゴだったみたい。でも正直今は「働かない若者」より「働けない若者」だよね。


10:モッカモッカ「スニーカー/恋愛ドラマ」


11:せきしろ碁石/映像作品」


12:角田貴志「庭/体験型ムービー」


13:真壁幸紀「しりとり記者会見/ドラマ」


14:ソリ「やくざ/任侠ドラマ」


15:黒木正浩「剛太/時代劇」


16:藤村忠寿「五秒前/ニュース風」


17:中山祐一朗ゴディバ/メルヘンドラマ」


18:筧昌也「指/実写アニメーション」


投票は永野・PPP・モッカモッカでかなり迷った。特に永野さんとPPPは本当にどっちも同じくらい良くて、あまりに迷い過ぎてうっかり酒井さんに入れそうになったくらい。でも本選優勝に相応しいかという点で見るとやっぱり違うぞと思ってやめといた。チープさがたまらなく面白くて、どれがもう一回観たいかと言われたら酒井さんなんだけどね(笑)
で、初心者の私としては無垢な心に戻って、映画らしい映画を見せてくれた永野さんに入れさせて頂きました。


審査結果は
1位:PPP
2位:藤村
3位:永野
一般からの参加だったPPPが見事優勝!自分は永野さんに入れたけど、PPPにがんばってほしかったのでこの結果に大満足しました。得票も100票を越えていて、会場の1/4の人たちが入れていたみたい。もっとこの人たちの他の作品を見られる機会があればいいのに。そしてその時は、是非ともこの監督に出席して頂きたいです。人柄で獲得した票も絶対あるよね!今回会場で観て、映画そのものに加えてプレゼン能力も関わってくるなと実感。
楽しい祭りが1つ終わってしまったけれど、まだまだヨーロッパは動いているので、未来は明るい☆