好きな速度と温度

SSMFで落選監督の作品を見たら、角田さんのがすごく良くてびっくりした。
第6回ショートショートムービーフェスティバル 落選作品展示会
この速度と、伝わる温度がとても好き。

毎回決勝には残るけど省エネ系作品だから、やっぱり永野さんみたいな力作には負ける感じがあるなぁと思ったら、今回のはずいぶん丁寧に作ってあった。なのに予選落ち。
会場の空気とかも関係してるんだろうなぁ…でもこれが決勝まで来ていたら、だいぶ良いところまでいったような。その時々で選ばれるものが違うんだろうね。それは東京会場でも感じるもの。


あと、アニメの四畳半神話体系も相当好き。アニメにしてはかなり高速の台詞を、聞き逃さないように集中して見る感じがすごくいい。言葉選びや、最後に少し速度が落ちるのもぐっとくる。


SSMFで言うと、永野さんの黄金も好きで、たぶんこれって全部共通してる。
少し早くて単調で流れるような言葉の中で、ひっかかる言葉選びや言葉遊びがあるものを、私は心地良いと感じているんだと思う。
熱くても大好きなものは沢山あるけれど、基本は低温でそっとしていたい。