サーフィンUSB

10.8.5(木)14:00〜
10.8.14(土)18:00〜
ヨーロッパ企画 第29回公演「サーフィンUSB」
作・演出:上田誠
出演:石田/酒井/角田/諏訪/土佐/中川/永野/西村/本多/山脇
場所:本多劇場

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まだまだツアーは長いので畳みます。











トークショー付きの回を、前半と後半で観てきました。今回もセットが凝ってたなぁ!役者の位置が高かったので、席が前の方ではなかったのがむしろ幸いしたよ。
いつものくだらない会話と、へらっと生きてる人々に、安心して笑ってきました。ただ初回の印象としては少し気が抜けているというか、核が見えにくかった。単純に時間も短かったし、題材の派手さに対して内容が地味だったような感じ。あと私はたぶん色から受ける印象が、そのお芝居のイメージに大きく関わるタイプみたい。お芝居をセットの色で記憶してるような気がする。
だから今回のサーフィンと火星の倉庫が、グレイッシュで地味目。ピラミッダーは黄色で楽しい、ゴーレムは水色で優しい、とか。。。


だったんだけど、2回目に観たらなんだか格段に良くなってた!観終わった時にほくほくしちゃうような嬉しい感じが残って、あぁ良かったなぁ!いいお芝居だったなぁ!と心から思ったよ。


実際この9日間で内容がけっこう変わっている部分があって、個人的には全体から受ける印象が格段に良くなった。これは自分の問題かもしれない、わからないな。
大幅に付け足されたのは、サーフィンのアップロード場面。5日では契約した後いきなりダウンロード数の発表だったのに、「この中からアップロードするものを1つ選んで…」という下りが追加されていた。
細かいところでは、工業廃水を浴びた諏訪さんに背びれが生えてたりねw
そしてオーラスで夕暮れの中BBQをするサーファーたちがすごく自然で温かく思えたのが、全体の印象を決定付けた。特に手前でわいわいやってる後ろで、本多さんが人魚のにっしゃんに肉をあげてたのがめちゃくちゃ良くて、全然たいした場面じゃないのに感動すらしてしまうくらい、その景色がキラキラして見えたんだよね。
というのを、終演後に同じ回をみた友達に話したら、まさにそこを見て同じように良いと思ったらしくて驚いちゃった。さすが私の友達。


初回で好きだった「ユーザーさん、湯沢さん?」を延々繰り返すというくだりがざっくり削られてしまっていたのが残念だったけど(笑)まぁただの言葉遊びの部分だから仕方ないのかな、もったいないな。


5日のトークショーでは現在のびしょびしょシステムの他に、パドリングシステムがあった事を教えてくれたよ。海に落ちてから袖にはけるまでの移動をパドリングしながら進むっていう…。でもこれは1回で飽きてすぐ却下になったらしいw 10分くらいだったけど上田さんの姿も見られて嬉しかった!相変わらずへこっとしていて素敵だなぁ。
14日のトークショーでは、酒井さんの落下が名人芸の域に達しているということで、わざわざ出て来てもらっての落下再現。腕の回し方の他に、落ちる角度やタイミング、速さなど、酒井さんなりのこだわりが沢山あって笑った。
私、やっぱりいじられツッコミの酒井さんが大好きだ(笑)他の誰がいじられるよりも、一番安心して笑える。たぶん飄々としていて、何を言われてもちっとも気にしてません〜という、どこ吹く風な感じが安心感に繋がっているのだと思うよ。


今回はみんな上半身裸だったんだけど、そしたら急に土佐さんが異常にかっこよく思えてきてしまった。彼は絶対モテだよね、役柄もあいまってすんごいいい男に思えたわー。あとにっしゃんの人魚が可愛過ぎて、にっしゃんが登場すると目が釘付けでした。
角田さんも久しぶりにいっぱいしゃべる役で、彼の喋り方が大っ好きなのでうはうはでした。髪型も少しもさもさに戻ってて、やっぱり彼はこうでなくちゃと確信した次第。