shimokita roundup 4

11.11.3(木)13:00〜22:00
shimokita roundup 4
主催:Quip magazine
会場:下北沢10会場・71組

今年で4年目のshimokita roundup。最初から参加してるけど、毎回ドストライクバンドを選んでくれるQuipさんありがとう。今年も楽しませてもらいました。
街フェスの規模や親しみやすさがとても好きだし、会場同士が近い下北沢はお祭りにぴったりの街だと思う。道を歩けばすぐにバンドマンに会えるしね(笑)被ってるところは直前まで迷いに迷ったりもしたけれど、結果的に観た人全部最高すぎたよ!!

☆見た順☆
佐々木健太郎(440)
ANATAKIKOU(Que)
・・(ニコテン)(SHELTER)
WONDERVER(251)
未完成VS新世界(Que)
LOVELOVELOVE(Que)
アシガルユース(ReG)
THEラブ人間(GARDEN)


・健太郎さんの声で開幕。あの人は歌う為に生まれてきたんだなと、毎回思う。Ready Steady Goの歌の部分が凄すぎた。分厚くて透明な強化ガラスみたいな声。もう私は健太郎さんのことが丸ごと好きなので、全てを受け入れてしまうなぁ。移動が20分しかないのに13分くらい押してしまっても、んも〜可愛いやつめ!で済ませられる(笑)


ANATAKIKOUは観るたびに松浦さんが牧場化していて笑っちゃうw ダイエットするって言ってなかった?さらに太ってるしw とりあえずその茶色のシャツはやめようか(笑)でもそんなおじさんなのに歌うといい声なんだからずるい。大好きなRUNAWAYFROMがかっこいいし楽しすぎた!CDじゃ物足りなくなっちゃうよ。MCも絶好調で安定の面白さ、ライブバンドは見た目以上にMC重要☆


・ ニコテンは、特に決まった人が居ない時間帯だったので、マイスペで試聴して決めた。試聴の段階ではボーカルの声がバンプに似すぎてると思っていたけれど、実際聴いたら歌によっては似てたり似てなかったり、くらい(笑)でもわざと似せてるわけじゃないし、ちゃんと安定して上手いから問題無し。それよりボーカルとドラムの見た目が可愛くて可愛くて、もう釘付けだよ。どっちも顔スベスベで、大きな口でにこっと笑うと少女漫画の主人公みたいなの。キラキラ!!いつもは顔が整ってるバンドは敬遠してしまいがちなんだけど、彼らは全然嫌な感じがしないんだよね。若いバンドは歌詞とか歌い方とか動きとか、ほんのちょっとしたところに調子乗ってる感じが出てたりして、それが見えちゃうと受け入れられないのかもしれない。ドラムは永野宗典をスベッとさせた感じで、とにかく可愛らしかった。


・WONDERVERは未完成が同じ北海道ということで勧めていたので、試聴してみたら良さそうだったから試し観。いまいちだったら途中で抜けようくらいの気持ちだったのに、ベースの子が脅威の笑顔でどうしても目が離せず、そのまま最後まで観てしまったよ。あんなキラッキラな笑顔でピョンピョンしながら楽しそうに弾かれたら、恋に落ちてしまうじゃないか!しかも黒縁メガネとボーダーなんだけどお洒落じゃなくてちょっと垢抜けない感じとか、このやろう!この動画だと音が悪すぎて曲はいまいちよくわからないと思うけど、とりあえず左端のベースを見て欲しいのでペタ。


ここでお昼休憩。500円チケットが使える本部上のart ReG cafeで噂の下北バーガーを。うまー!けどでかー!!完全に2人分あるよねこれ。Sorrys!も気になってたけど、その後からまた連続なので、ここでゆっくり休憩しておきました。


未完成VS新世界。帰ってきてくれてありがとう。また目の前で歌ってくれてありがとう。澤田くんは見ない間にまたふっくらしてたけど、楽しそうに笑う澤田くんが居るという事実だけでもう嬉しくて泣きそうだったよ。満員で規制のかかったQueの会場全体が未完成の復帰を歓迎していて、とても暖かかった。彼は生きていてくれるだけでいい。けどたぶん、彼と音楽は表裏一体だと思う。だから彼の歌っている姿がこんなにも見たいんだろうな、生きてる証みたいな。「消えないための方法」がほんとに素晴らしくて涙がこぼれた。いつもライブの最後に歌ってくれる無題のラブソングは、いつもより鋭くて思いやりがあって、このままずっと終わって欲しくなかったよ。
このあと道で澤田くんとすれ違ったので、握手しながらこの気持ちをなんとか伝えたところ、笑いながら「ありがとう!生きてて良かった!」と言ってくれた。わーん澤田くん!「私も生きてて良かったです」と意味の分からない返事をして、でも100分の1でも気持ちを伝えられて良かった。


・LOVELOVELOVEを暫くぶりに見たら、ステージングがかなり上手くなった印象。きょんぴーのMCも板についてたし、キーボードもキラキラ感がLOVEの曲と合っててとても良かったよ。やっぱり寺井さんの声すきだなぁ。マサムネさんラインの不透明声。ただ今回はドラムが思い切り見える位置にいたものだから、澤本さんの笑顔にやられっぱなしだった。あの笑顔はいつ見てもたまらん!しかも喋り方たまらん!澤本さん見てるといつも、くまのぬいぐるみを抱きしめているような気持ちになるよ。癒されるってこういう事ね。


・ここまできたら満タンまでキラ充しようと、1年ぶりのアシガルユースへ。去年のroundupで見た時も楽しかったけれど、さらに磨きがかかっていたよ。知らない曲でもこんな風に楽しく踊れるのは、彼らの高いパフォーマンス力のおかげ。こうやって一瞬で会場の空気を作って全力で楽しませてくれるのは、スクービーとか鶴とか、一部のバンドにしかできない素晴らしい技術だと思う。体型も衣装も髪型も含めて、自分たちの音楽をきちんとプロデュースできているよね。そして私、やっぱり純粋なキラキラPOPも大好きだ!かっこいい曲も好き、息苦しいくらい鋭いのも、楽しく踊れるのも、静かで優しいのもみんな好きだけど、POPを極めたPOPも好きなんだと気づかされたよ(笑)


・最後はTHEラブ人間。GARDENはインディーファンクラブの時に行った以来だったのだけれど、いつ改装したの!?知らずに入ったら全く違う作りになっていて、会場間違えたかと思っちゃった。普通のライブハウスみたいなハコになって、こっちの方が使い勝手がいいのだろうけど、前の横長ステージもちょっと変わってて好きだったりして(笑)


フロアは私が居たあたりはゆとりあったけど入口の方は埋まってて、MCのたびにスタッフの人が声かけしてた。そして私がこの日見た中で唯一その声に反応したのが金田さんだった。「みんなが一歩ずつ詰めたらきっと全然入れるから、詰めてあげて!入れるのにさ、最後見られないで外にいるなんて悔しいじゃん!みんな詰めたらきっと入れるから!」ってマイク通して言ってくれたよ。本当にね、これをどのアーティストも言ってくれたらいいのにって思ってた。スタッフの声なんてみんな聞かないけど、アーティストがマイクで言ったらきっと動くと思うの。こういうところがとても素敵だと思う。


他にも「今日出会えた人は沢山いるけど、すれ違ってしまった多くの人もいる。向こうから歩いてきた人がピンクのリストバンド付けてたら話しかけてごらん!来年はそうしていろんな人と出会ってみて!」という内容のMCをしていて、私はお昼のことを思い出していたよ。art ReG cafeで通されたカウンター席の隣りに、タイムテーブル広げてた男の人がいて、本当は「今まで何見てたんですか?次はどこですか?」なんて話せたら楽しいなと思いつつ、もちろん話しかけられなかったからね。去年もここでラブ人間見たけど、砂男がすごく好きだなぁ、バイオリンが入っているバンドっていい。


今回は見たい人がかなり多くて、惜しくも逃してしまった人たちも多かったのだけれど、裏被りしてなかったらD.W.ニコルズシュリスペイロフカミナリグモ・下岡晃・セカイイチ・カランコロンあたりも見たかったな。さらに手配りしていたロマンチップスのCDR音源が、けっこう好きな感じ。
アンコールまで見たら22時近くで、一日中歩いて身体はギシギシに疲れていたけれど、とても楽しかったから時間があっという間だった。満足!!!