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有毒少年

観劇
11.11.24(木)19:00〜21:40(休憩10分)
cube presents「有毒少年」
作・演出:末満健一
出演:木戸邑弥/昆夏美/ 三倉茉奈/丸尾丸一郎/姜 暢雄/シルビア・グラブ 他
会場:CBGKシブゲキ!!


春に新しく渋谷にオープンしたシブゲキ。行くのは今回が初めてでした。
思ったよりだいぶ小さいハコで、ロビーも中もこじんまりしていて驚いたよ。新しいから椅子もふかふかで座りやすいのは良いんだけど、座席間が狭いから人が前を通る時は立ってあげないといけないのがね(笑)立つのは構わないけど、通る人が気まずそうw



素敵なお芝居だったー。
見終わった後の、ふわふわした夢の中感がすごい。しかもメルヘンじゃなくて、サーカスが持つ独特のいかがわしさがある夢。この感じ大好き。


前半少し気持ちが入らなかったのは、会場のせいか自分のせいか。公演ギリギリにチケットを取ったのに前から2列目で、かなり見上げになってしまったため違和感に慣れるまではなんとなく落ち着かなかった。好きな役者がいるわけではないので、近くで観るよりもう少し引きで観たかったとか、そういう気持ちが集中力を妨げてしまったのだと思う。
衣装がとにかく素敵。サーカス団員(又は街の人)が勢揃いで中央に集まった時の画が完璧すぎて忘れられない。


千年女優の時もそうだったけど音楽や歌が本当に良いので、前半もっと歌って踊るところがあったらいいのに。もっとたくさん観たかった。脇を固める役者たちが上手い人ばかりだったので、有毒少年・無毒少女共に、もう少し見応えがあったら良かったな。有毒少年の役の子は誰なのかよく知らないけれど、他にいくらでもいたんじゃないかなぁ。若い主役を脇が固める、という構図は悪くないと思うんだけど。
三倉茉奈は声が綺麗に通って聞きやすく、歌も演技も上手かった。発声が自然で透明感がある。ただ過去の無毒少女ではなく現在の無毒少女であることが、最後まで気になった。バランスが悪いというか。むしろなぜ急に彼女なのか。彼女じゃなくてもいいから、もっとチケット代下げてー。


チケット代って、お金の問題以上に直接「期待値」に繋がると思うんだよね。この役者でこの規模で5500円なら満足だけど、6300円に対する期待はかなり高いわけで。衣装も音楽も素晴らしいし、ストーリーとラストの演出では感動して泣いてしまったほど、すごく良かった。終わらないで欲しいと思うくらい、この世界が愛おしかった。にも関わらず、やはりこのクラスでこの金額は高いなと思う。空席があったのもこのせいじゃないかなー。
ただ、これは本当に観て良かった。後半にかけてどんどん世界観が強くなって、すっかり惹き込まれたよ。