輝ける日本語  

 日本語は、擬音がすごく多いんだって。ほほーぉう、だよ。英語とかは逆にかなり少なくて、ブーとか言葉になってない直接の音を発するって。確かにワーナーアニメとかもそうだよね。もともと日本語が好きだったけれどそれを聞いてますます良いと思った。
 その理由として一番に上がるのは、漢字の他にひらがなとカタカナがあるところ。角張って力強い漢字と、さらっとしてか細いひらがなが交互に入り交じっていてる一文は、視覚的にとても綺麗だと思う。大きさや密度の違いなんかも。カタカナは可愛さ的に一歩劣るけど、鋭さがあるし外国の匂いがする。「蜘蛛」と「くも」と「クモ」は受ける印象が全然違うもん。「蜘蛛」は毛がもそもそしててちょっとあくどいし、「くも」は小柄で悪いことはしなそう、「クモ」は完全にタランチュラです。
 歌詞で、日本語の中に急に英語出てきちゃう曲あるでしょ?アレがあんまり好きじゃないんだよね。一つ二つならいいけど、又はデリコぐらいやり切ってればいいけど、なんか恥ずかしくて。ボニーピンクも前に「日本語なら日本語、英語なら英語だけの歌詞にしたい」と言っていて、好感持ちました。中村一義の日本語のみの歌詞には相手に伝えようとする意志が強く表れているし、さまぁ〜ずは言葉選びとそれを適切に発する事にかけて非常に長けています。
 私思うんだけど、みんなもっと自由に言葉を使えばいいのにね。敬語が上手に使える人より言葉遊びが上手い人の方が、数段魅力的です。そういう人に私はなりたい。