バナナマンライブ「good Hi」5日公演

昨夜、六本木の俳優座劇場にて幕開けしたバナナマンの単独ライブに参加して参りました。彼らの単独は今まで映像でしか見たことがなく、今回初めての生ライブだったのでこの日をほんっとうに楽しみにしていましたが、その期待を軽く越えました。笑いと涙と暖かさが入り交じった素敵な公演に行けた事を神に感謝!
以下ネタバレです。

俳優座劇場には初めて行きましたが、大江戸線出口からまさにド真ん前なんですね。開演30分前に地下から上がってくるとそこには人人人。やっぱり女性客が多いけど、親子で来てる方もわりといらっしゃって、幅広い層から愛されている事になんだか嬉しくなりました。
たくさんの花で真っ先に目に飛び込んできたのは「from内村光良」あ〜うっちゃん内Pでもかわいがってたもんねぇ。あと先日オジラにも来た「森山良子」とか。ほんとに好きなんだなぁ(笑)物販は大混雑で、カンバッジがかわいいなーと思ったけど大半の柄がすでに売り切れてました。
席は驚きの5列センター。良席すぎてうっかり親類かと思っちゃいました。ステージは白で統一。その中央にスポットライトを浴びているクロス付きの丸テーブルがあり、その上にはなんと設楽さんから日村さんへの誕生日プレゼントである「アコーディオン」が!始まる前のひっそりしたステージ上もなんだか美しくて好きでした。配布物にはポスターと同じデザインのポストカードが入っていて、それもかなり嬉しい!


コント内容
1.二重思考人間
暗転後、ステージ上の二人は全身白づくめの衣装。白×白に強いライトが夏を感じさせる。これは言葉遊びのようなコントで、完全に私が好きなタイプ。2人の息の合った掛け合いが心地よい。もちろん笑い所も満載。設楽さんによる地の底からのような「シィィネェーーーーー」が最高に可笑しかった!
気になるアコーディオンはわりと初期にはめるのに、話題になるのは最後の最後(笑)そこでも設楽さんの「わ〜ざ〜とぉ〜?」が効いてる。と言うか設楽さんのあの手の口調が大好きな私にとってはたまらない!甘えた感じもキレた役もみごとにハマる彼は、本当に素晴らしい役者だよ。で、オジラでも披露した日村演奏者によるアコーディオンはみごとな下手っぷり。16小説のラブソングをギリギリ悟らせるつたない演奏姿さえ愛らしい!

映像:オープニング
うわ〜・・・かっこいい。オサレだわぁ。

2.punks
これ最高!!!とにかく爆笑に次ぐ爆笑でヒーヒーした。2人のバカヤンキーかと思いきや、なんと日村ヤンキーはザンザンだそうで!実年齢と同じ!?てか「ザンザン」てどこまで浸透してる言葉なの?ラジオ聞いてる人はすぐわかるけど、TVじゃあんまり使ってないよねぇ。ザンニー・ザンザン。
途中の、人間の未来は鳥かイカって話。コント内では「イカになるのをTVで見たけどあり得ない」ってすぐ切ってたけど、実は私、その番組見ました!みなさん、あれはただの根拠のないネタじゃないんですよっ。正確には人間がイカになるんじゃないけど、イカは進化に適した性質で(詳しくは忘れた)将来まで永く残り、その過程で巨大化して地上を支配する生き物になるっていう説。正直笑いましたけど、フルCGで密林を闊歩する巨大イカは確かに見ました。
中でも一番のお気に入りは「日村弁当」だな。「俺が死んだら好きな米をおにぎりにして棺桶に入れてくれよ。」と頼む日村さんに「もっといっぱい、まわりにぎっしり入れてやるよ。」と愛を示す設楽さん。が、その姿を想像すると…日の丸弁当!?でっかい弁当箱の真ん中に梅干し代わりに寝かされてる日村さんを想像して大爆笑したよ。しかも「じゃあ中に詰めてやるよ。」「それじゃイカめしだろ!?あ、やっぱり俺イカだ!!」って。繋がったよー。
細かい所では、日村さんの「賢ちゃん」の言い方が毎回可笑しい。ホントかわいいなぁもう。

映像:日村流数の数え方(ちゃんとした題は忘れた)
数字を日村流で数える。3はザン、8はパチ、あと変化球いろいろ。これも面白かったなぁ*「ビャクマンエン」で絶対爆笑しちゃうもん。

3.先輩とオマエ
でたっ「オイ、オマエ」でお馴染みのユキエ先輩!実写バージョンが見れるなんて思いもしなかったよ〜!!でもほんとラジオネタ多いな。私は嬉しいけどね。設楽さんの女装姿もなかなかステキ!そら多少キモイけど、仕草とかが結構可愛かったりするんだもん。2度日村さんが披露した陸上部に代々伝わる応援歌とやらがすんごい微妙な気持ち悪いリズムで、それに危ない振り付けが加わって、危険極まりないものに仕上がってました(笑)でもどうしても髪のサラツヤっぷりに目がいってしまうのは許されますよね?

映像:GO
郷ひろみもどきのCGアニメに日村さんが物真似アフレコ。

4.犬飼孝俊
なぞの遊び*1を図解。この日村さんは役者だなぁと感心させられる。説明なんて、ほんとにセミナー講師にいそうだよ。が、実演中はぶっとんでる。このキレのある動きを生で拝めて幸せだ。最後設楽さんがちょろーっと出てきて、絵を犬にしていくんだけど、どんな発想のコントなんだコレは(笑)

映像:スタンガン前編
あー30ミニッツ!と、みなが思った事でしょう。だって実験に移る時の音も30と同じだし。スタンガンを手にじゃれ合う二人が最高にかわいい。仲の良さがにじみ出てて暖かい気持ちになったもの。で、コップの水をこぼさないとか口の水をこぼさないとかの実験は相当笑ったね!スタンガン最強!!

5.a little weird
日村さんが設楽さんの「ズレポイント」を発表していく。この弱々しくてばかっぽい設楽さんも好きなんだよねー。ここでも出ました「ハム」!!ハムの力は凄いなほんとに。
最後設楽さんの泣き演技には心を鷲掴みされた。あぁーなんて可愛いんだーーーー!まるで子供じゃないかぁぁぁ。抱きしめてやったよ、心で。

映像:オトコマエ
マッチョなへたうまアニメーション

6.赤えんぴつ
わーーーーとうとう赤えんぴつを生で見る時がやってきた!すっげすっげ、おーちゃんとひーとんだぁ。囁き合ってるよー歌ってるよーと、大感動!タックルと共同ばく転の時の日村さんのぐずりようがまた愛らしいったらない。バナナの2人は泣くのか似合ってる。いや、上手いのか?わかんないけどとにかく好き。サーカスの歌は笑ったけど、2曲目は普通に感動してちょっと泣きそうになった。歌もギターも上手いなぁ。

映像:スタンガン後編
でったーーーー!まさかの今日イチの笑いがここでやってきたよーーーーーー!!!だって設楽さん、自信満々で挑戦したくせにスタンガンの音だけで口のジュース吹いてるんだもん!いや、吹くじゃなくてもどすだなありゃ。でも2人ともすっごい楽しそう*それが一番嬉しい。
その後の日村さんの板割りも相当やばかったけどね。なんであの人、あんなに動きが面白いんだろ。

7.for people
笑いのなかにもしんみりする、夏の終わりのようなコント。ラストに相応しい。バナナはこういうちょっといい話系もうまいよなぁ。悩みっていうのは、小さい悩みを1つずつ解決していけばいいんだね?
手で筒を作ってピンポン玉を飛ばす対決では、2人もちゃんと思うように出来てなくてちょっとわかりづらい事になってた(笑)たぶんまだ飛ばしてはいけないところで日村さんが2回くらいちょい飛ばししてしまっていて、「今のは無しだな」とか言っていたのに、最終的に「これは飛んだだろ!」ってなったのも、実はあんまり飛んでないんだもん。「え、さっきと同じじゃね?」って思ったのは私だけではないでしょう。まず、本来ちゃんと飛ぶとどの程度なのかもわからないのよ。この後練習だね、おふたりさん!


全体的な感想は冒頭でも書いたけど、ほんっとうに楽しくて幸せでやさしくてちょっと泣けていっぱい笑えて、バナナマンの初生ライブは素晴らしいものでした。初日だけあってところどころミスやズレやはあったけれど、そんなものも楽しめる会場全体の空気で、お客さんも良く笑う素敵なお客さんだと感じました。昨夜のQさまどっきりも良い方向に影響してただろうね、きっと。残りの公演でどう変わるのかも見てみたいよ。チケット無いけどさ!

*1:バナナマンの「何見てんだよ!」的な。』の05.3.5にも登場。http://blog.mf-davinci.com/banana/