Windows5000

観てきました!新宿THEATER/TOPSにて初ヨーロッパ企画。がっつりネタバレしてます。




面白かったです。設定が変わっていたので普段の劇団の感じは掴めていないような気がしますが、役者はあまりしゃべらずにひたすらマイクを介して突っ込みが入るというのが楽しかったです。舞台上が非常に狭くごっちゃりしているので役者はそんなに動き回らず会話もがつがつ来ないので、舞台特有の「直球」な感じは無かったですが、まるで自分も怪しい覗き見ソフト「Windows5000」を使って他人の生活を遠方から覗き見てるような感覚でした。そしてマイク2人の掛け合いが絶妙!改めて言葉って素晴らしいと思いましたよ。使い方次第でこんなに面白くなるんだからね。
あと何より話が非常に明快で分かり易いと感じました。映画でも舞台でも難解で含みを持ったものが格好良いみたいな風潮がある気がするのですが、実際はただオシャレっぽく仕上げたとか上手くまとめられなかっただけの作品もいっぱいあると思うのです。表現したい事を分かり易く相手に伝えるのは大事なことです。
でも私的には、ラストはみんなで楽しそうにしている映像で終わりでも良かったかな。帰ったら住む所が無くなっているのはじゅうぶん分かっていたし、自分で想像した方がより切なかった。今はこんな楽しそうなのに、帰ったらもう更地になってるんだろうな〜って。それにホームレスにしちゃみんな結構しっかり働いてるのもちょっと謎。まぁ人口過密の未来だとそのくらいじゃ安アパートも借りられないのかもね。
きゅんとしたのが、はんだ付け達人役の永野宗典さん。ちっちゃい!かわいい!しかも黒メガネ似合う〜。本多力さんも愛らしくてよーく見てしまいました。