続・バナナマンライブ感想

そんな訳で2度目の感想書きます。
今回は*1ネタバレします。


白い幕に浮かび上がった2人の影!ポーズを決めている…のは何となくわかるのですが、私の場所が舞台左側(って下手だよね?)の立ち見の先頭だった為、若干見えづらかったのは否めず。とは言っても、たぶん3列目の端と同じくらいの鋭角具合かな。ヒムさんの顔は始終丸見えでした。残念ながら設楽さんがほとんど横顔だったけれど、横だけだって素敵だからいいさ。DVDになったらまたちゃんと見ればいいさ。
顔顔言っているのは別にミーハー心ではなく(いや、それもあるけど!)彼らのコントは全身の動きや仕草、言葉の使い方、余白の取り方、状況設定に加えて、キャラによって自在に変わる顔の表情やちょっとした目の動きまでトータルで巧いので、つい欲張って全部見逃したくないと思ってしまうのです。あ、あと歌もね。ほんと設楽さん歌上手いよなー普通に聴き惚れてしまったもの。オジラのカラオケコーナーでしょっちゅう歌迷子になってた意味がわからない(苦笑
この「傑作選」ではもちろん個人的にやって欲しかったコントが沢山あって、まもるの夏やオサムクラブやヤッファウェイあたりも見てみたいと思っていました。けれど大好きなスウェーデン軍曹が登場したので、もうそれだけで大大満足です。スライドボーイズも嬉しかったし、Mountainも好きだし、お馴染み赤えんぴつでは大好きな自転車歌ってくれるし、恋人岬でのヒムさんは抜群に演技上手いし、他も全部全部良かった。
特に恋人岬は映像で見てた時よりずっと引き込まれてしまって、ヒムさんの演じる後藤さんが本当に女の人に見えてました。そしてカチューシャ取ってメガネかけただけなのに、次の瞬間には全く別人になっていて、それが全く違和感なくあっさり変わっているのがただただ感心する。secretive personのほぼ1人芝居的な怒りっぷりも、奇跡の動きとしゃべりで見てるこっちが呑まれそうでした。大笑いしながらも一挙一動を食い入るように見ちゃったよ。設楽さんは設楽さんで、演じているというよりどの役をやってもその人物そのものに見えます。S全開のヤンキーでも真っ当なサラリーマンでも無邪気な子供でも、威圧感も気弱も泣き虫も陰湿も自在に使いこなしていてしかもそれが全部はまり役に見える。恐ろしい人だよ。私は特に子供のようなしゃべり方をする時が大好きで、Mountainはもうやばかったです。なんて愛らしいんだー今年でザンザン*2のくせしてー!
バナナマンのライブはとにかく演技が上手くて、でも肩に力が入っていないからお客さんもリラックスしていられて、おバカなコントがありつつも哀愁があって切なかったりもして、叩いたり倒したり投げ飛ばしたりなんていう動きもあるけどそれが全く暴力的だったり不快に見えなくて、むしろそれすら微笑ましいくらいで、2人の良い関係が全面に滲み出ているとても暖かいライブ。こうやっていつまでも2人でライブを続けて欲しいし、そうしたら私は毎回見に行きたいよ。うん。
千秋楽は当日券分の配布物が足りなかったらしく、アンケートや夏ライブの告知すら貰えなかったのが残念。だいぶ早い時間から人数わかってたわけだし、その2つだけでもコピーしておいてくれると嬉しかったけど…忙しかったのかしらね?アンケートだけでも書きたかったな。ちなみに私が貰ったヒム太郎飴は、完全にスネオでした。ナイス!夏のライブも今からとても楽しみです。今度こそ絶対前売りでチケット取りたいぞー。

*1:ライブ当日にも半分感想書きました。http://d.hatena.ne.jp/torimusi/20060408

*2:33才