ナイロン100℃「カラフルメリィでオハヨ」4/18公演

初めてナイロンを、初めてケラ作品を観て参りましたよ!以下ネタバレです。




いや〜面白いわーーー!!ナイロンが初めてなのと本多劇場に着くのがギリギリになってしまった事で、最初ちょっとうまく集中出来なかったというか、意識を馴染ませる事が出来なかったのだけれど、オープニング映像から後はどんどん不思議な世界に引き込まれていった。
不思議と言っても意味の分からない不思議ではなくて、痴呆のおじいさんを中心に描かれた家族や入院患者の切ない心の動きなんかはとてもリアル。それが絶妙な笑いと幻想的な世界観で重くなりすぎずに描かれている。
しかしあのオープニング映像は格好良かったなぁ。舞台経験も多くないので、普通に「舞台の映像であんな事できるんだー!」なんて感心してました。照明も相当効果的だったし。そしてあらゆる所に挟まれている小ネタ大ネタに始終笑いっぱなし。「店長ー、1万円入りましたっ」には撃沈です。そんな中でも所々でしんみりする会話があり、特に痴呆が進んでいく父親に憤りを覚えつつも大事に思っている大倉さんの演技に苦しくなりました。
犬山イヌコさんと市川しんぺーさんは可愛くて、ついつい目がそっちに。みのすけさんは少年のような素直なしゃべり方が素敵でした。大倉孝二さんはほんっとにひょろ長いのね!背の高さとかはあまり気に留めない方なんだけど、あの演技込みでだいぶ惚れちゃいました。そして山崎一さん。巧すぎ。流石ですねぇ。
実は会場に行くまで今回の舞台が3時間近くもある長丁場だと知らなくて、張り紙見て初めて気づきました。でも全然長く感じなかったです。むしろもっと笑っていたかった。またケラさんの作品があったら見てみたいです。