まとまったお金の唄

朝から当日券を取るべく友達3人で電話をかけるも、最終的に2枚しか取れず。さすが大人…。でも1人は今日は微妙にバッドコンディションだということで、貴重なチケを譲り受けて見てきました。以下、内容にも触れますのでご注意。

大人計画「まとまったお金の唄」
5月16日(火)19時公演 本多劇場
当日券/座布団席


見れて良かったー。小ネタ満載だけど骨組みはきちんと組まれていて、全体的にどっしりしていた。70年初頭が舞台だとは思ってなかったけれど、その時代の上向きで熱っぽい空気に憧れがあるので、そういう点でも面白く観られた。
市川美和子ちゃんは大人に馴染みまくりだね。「深海魚みたいな顔しやがって!」みたいな事言われてて笑っちゃった。ソレ有りなんだ!?と。
荒川良々なんてもう、そのままおかんで通用するって。あの人も見てるだけで笑っちゃうよ。七人の恋人の時は良々いなかったから、今回たっぷり出てくれて嬉しいわ。
宮藤官九郎は当時のファッションを着こなしてたなぁ。ちょこちょこギターを弾いてくれるのがまたお得だね。
でも何と言っても阿部サダヲよ。もうサダヲつぁんがしゃべり出すと、その場がわっと華やぐ感じ。え、それは単に私が好きだからそう感じるだけか?まぁでも私はそう思ったの。彼が動くと自然と目で追っちゃう。話しても動いてもキュートで歌は上手いし、女装すればもう女の子にしか見えない。本当に素敵な人物ですよね。
で、みんながそれぞれネタを挟んで笑いと取りつつストーリーは紛争闘争真っ只中のちょいヘビーな感じで、たまに放たれる良い言葉にぐっときてしまったり。それをさらっと入れてくれてこそ、松尾スズキって感じがする。あと彼らの下ネタはあまりに普通すぎて下ネタに聞こえない。バナナマンと同じ明るい下ネタ。
大人の本公演は初めてなので比べられないのですが、個人的には七人の方が笑いは詰まってたけど、その分がっしりしたストーリーで印象的な舞台だったように思います。