バナナマン「kurukuru bird」

8月18日 19時公演
bananaman live「kurukuru bird」
俳優座劇場

バナナマンが作るのは幸福空間。彼らのライブを見終わるといつも「平和だなぁ」と思う。
難しい事も気取ったとこもなくて、むしろバカっぽかったりキレぎみの台詞とかも多いけど、なぜか会場全体が愛に満ち満ちている気がする。そしてこのDMが素敵すぎだ!毎回デザイン関係が全般格好良いけれど、特に今回のは好きだなぁ。天使の羽、この2人には生えてると思うよ。
この回では東京03の角田さんとダブルブッキングの川元さん、スピワのいとりさんが来ていたのを見ました。“みんな大好きバナナマン”が東京たったの6公演だもの、そりゃかたまるわ。
今日は久しぶりに大好きな友達と3人揃って見に行けて、終わったあとはご飯を食べながらライブの話や全然関係ないバカな話を延々して。その2人からかなり前に過ぎ去った誕生日のプレゼントをもらったりして。楽しいよ。嬉しいよ。ありがとう。だって1人はバナナ型の皿&スプーンで、もう1人は黄色のラッコ型ボディスポンジだもん。27歳にしてファミレスのテーブルに真っ黄色のおもちゃを山盛りしたよ。ヤッタネ!


ではライブの感想文書きます。








1話目、表れた瞬間の姿ですでに心掴まれました。愛らしいけれど、どこかちぐはぐな印象のビジュアル。設楽さんはちょっとほっそりしたかな?こういう対話形式の、巧いねぇ。安心感がある。
2話目では設楽さんの電話が終わるのを待っている日村さんに、改めて彼の演技能力の高さを思い知る。ただぼーっと立っているだけであんなに可笑しいのは、顔が面白いとかいう理由ではなくて「電話をただただ待つ人」の心理描写が完璧だから。
3話目はひたすらバカっぽくて最高に面白かった。掛け合いのテンポの良さがまたいいよ。やはりプロ、なんだかんだ言ってしっかり練習してあるんだもんなぁ。2人の愛らしさが全面に出てました!
4話目はスーツ姿のヒムさんがかなりかっこよく、設楽さんは見た目可愛かったけど描写がキモイ(笑
5話目も地味だけどヒムさんの演技が光る。そして設楽さんの歌がダサイくせに相当巧くてかっこいい。2人とも描写が細かい!
そしてラスト。ここが大事。この話で全体の印象が「バナナはあったかいなぁ、平和だなぁ」になるんだと思う。「言わなきゃ伝わらない」という強いメッセージに納得して、私も大切な事はきちんと言葉で伝えられるようになりたいと思った。大好きな作品で、こういうコントをさらっと入れてくる設楽さんの非凡さに惚れ直しました。つかどれだけ「好き」と「惚れた」を書くつもりだ自分。エンディングの曲がハナレグミなのもまたスバラシ。帰りの電車では当然のようにohanaを聴いてました。
そうそう、終わったあとのトークがまた良かったなぁ。「どのコントが一番充実してた?」と問う設楽さんに対して「セット裏で2人がすれ違う瞬間!あの瞬間が映画みたいでカッコイイー!!と思ってたよ」と、嬉々としてコントじゃない瞬間を挙げるヒムさん。それを聞いて膝から崩れ落ちる設楽さん。
やっぱりバナナはライブが1番だなぁ。