ゲド戦記

8月26日(土)
渋東シネタワー1 610席

お友達に誘ってもらって、ゲド戦記を見てきました。最近休日の渋谷なんて行ってなかったけど相変わらずごたついてるなぁ。そのわりに映画館は空いていてちょっと意外。
この映画館はシートの傾斜が少ないけれど、スクリーンが上の方なのかちゃんと見える。椅子もふかふかで疲れないし、音響もいい。客質が悪いけどそれは場所柄仕方がない。
以下感想。




そうか、なるほどね。これはどの部分に重点を置いて見るかによって、意見がだいぶ違ってくるんじゃないかしら。
一応巷の評価は入れないようにして見てきたけれど、ストーリーを深く知りたい人にはやっぱり説明不足の部分が気になると思う。逆にあの映像や世界観などのビジュアル面に重点をおくなら普通に楽しめる。
映像が手抜きという評価もあるみたいだけど、私は千と千尋あたりのギラついた映像よりも、もっと昔のアニメーションらしい作りの方が好みなので、今回の見た目は好きです。竜の動きや落下、崩壊シーンなどは全然CGとか使ってないアナログな感じなのに迫力があってもってかれました。
気になったのは人物に対する説明不足もそうだけれど、私はそれより道徳観が全面に出ていたのがひっかかりました。特に後半からラストにかけて。「命」連発しすぎだから!原作は読んでいないけれど、古い作品は道徳観が強く出るものが多いし、私の愛する「ナルニア国ものがたり」だって裏はキリスト教一色だけど。でも露骨に言い過ぎじゃ…
一番の見どころはテルーが丘で延々歌うシーン。手嶌さんやっぱりすごいよ、アレンと一緒に泣きそうになりました。