アナログフィッシュ

10月21日(土)19時公演
アナログフィッシュ2006「コウタロウ・オータム・コレクション」
エビス・リヴァーサイド・ハーモニー
恵比寿LIQUIDROOM

とても温かくてわくわくする、アナログらしい素敵なライブでした。うん、今日のはまた格別に良かった!!盛り上がるとかの基準じゃなくて、曲も声も心に染み込んでくるような、3人の楽しい気持ちがこっちまで届いてくるような、そんなライブ。また惚れ直しちゃったなぁ。


次のアルバムに入る新曲をいっぱいやってくれて、どれもこれも本当に良いから今すぐにアルバムを聞けないのが残念でならなかった。前回(ジョントポールかな)聞いて気に入っていたガールフレンドも世界のエンドロールもイワシも公平なワールドも発売前にまた聞けて嬉しい!その中でもシムシティは「また名曲が1つ増えた」と言えるほどに素晴らしいと思うよ。
今までの曲ももちろんはずし無し。特にアナログの中でも1〜2を争うほど好きな「僕ったら」を歌ってくれた時は嬉しくて、というより何だろ、佐々木さんの力強くて優しい声で心を掴まれる感じ?とにかく泣きそうになった。あと「世界は幻」も!「夕暮れ」のハーモニーもやばいかっこよかったし、今回はどの演奏でもアナログの良さが最大に出ていた。あ、下岡さんはどうやら風邪らしくちょっと声が裏返ったりしてたけどね。
この3人はライブ中ほんとに良く笑うよなぁ。斉藤さんなんて、ドラム叩くのが楽しくて仕方ない子供のような笑顔なんだもん、そんな顔されたらこっちも自然とにやけるって。あとは遊び盛りの子犬が二匹。アナログが不思議なのは、全員が子どもみたいでもあるのに、全員がリーダーでもあるような関係性。演奏中は下岡さんが指示を出しているようだけど、密かに背後の斉藤さんが束ねてる気もするし、だけど佐々木さんのぐいっと引っ張る力がないと前へ進まないような気もする。つまりは3人が均等なんだろうね。
今日の見所は下岡さんと佐々木さんがぴったり寄り添ったところね。いつも1回くらいは演奏中に接近するけど、今日は佐々木さんが頭くっつけに行ってたw「アナログフィッシュだお」にも笑ったな。ダブルアンコールには当然BGMで、今日一の楽しさだったわけだけれど、「自由に騒いで」と言ってくれたのが良かった。ちょっと思うのが、聴く側の乗り方が何となーく規則的だなと。フリがあるわけではから気になる程でもないんだけど、せっかく楽しいライブなんだからもっともっと各々自由に楽しめばいいのに。そしてアンコールの時の「聴かせてよ、ミュージック!」ってやつ。私としてはあれだけはどうも…できれば自然消滅希望で。


いつもいつも思うけど、なぜこんなに良いバンドなのに会場がそこまで埋まらないんだろう。観る方としてはチケット取りやすいしぎゅうぎゅう苦しい思いしなくて聴けるからいいんだけど、でも疑問だよ。考えてみたら今年1番多くライブ観たのがアナログだ。これからのも合わせると6回!今まで一義以外ではこんなに1バンドを何度も観た事なかったのに、どうしたことだ。そしてもちろん来年1月の「TOUR is HARMONY」も行こうとしているよ。