パプリカ

監督:今敏  原作:筒井康隆
制作:2006年日本
「ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント | Sony Pictures Japan

ただ今公開中につき、畳みます。





楽しかったです。基本的に今監督の作品は好きです。
東京ゴッドファーザーズの時も思った事だけど、ストーリーの進み方に疾走感があって絵もアニメらしさを大切にしているような印象。比べるものではないかもしれないけれど、やはり私にはアメリカあたりのフルCGや変にデフォルメされたキャラクターのアニメーションより、日本のものが好きだ。確かな手応えを感じるような絵とストーリー。
パプリカが様々なものに姿を変えながら夢の中を飛び回るシーンは単純に楽しくて、ジェットコースターに乗っているみたいでわくわくした。廃棄物や人形のパレードとか半呪文化している言葉の怪しさもたまらない。なにより林原めぐみの声も含めてパプリカが魅力的。これはとても大切なこと。
当たり前といえば当たり前なんだけど、主役は不細工でも頭悪くてもそれを補って余ある魅力がないと見ていられない。私が日本の方が好きだと思うのは、可愛いと思う感性が一致するからかもしれない。パプリカは可愛いけれど、ディ◯ニーのお姫様の見た目はこわい。
ただ、今回1度見ただけでストーリーをちゃんと理解できた気はしないけどね。