TokyoLoop

07.1.10(水)19時〜しりあがり寿のトークイベント付き
アニメーション映画100年記念「TokyoLoop」
渋谷シアター・イメージフォーラム

せっかく今日行くならしりあがりさんのトークを聞こうと思っていたけれど、とにかく狭いシアターだし一体何時に行けばいいのか見当もつかなかったので、18時ちょっとに行ってみたらかなり若い整理番号をもらえました。
向かいのスタバで時間までのろのろしてから会場入りしても、まだ空席が結構あってちょっとびっくり。何故?みんなしりあがりさん見たくないの?
しかも予定には書いてなかったしまおまほさんも一緒で、かなり得した気分。2人とも穏やかなテンポできわどい内容のトークをしていて笑えました。それにしてもしりあがりさん、あんな可愛らしい話し方するんだね。かなり心掴まれてしまったよ。
覚えている内容は、メールを最後まで読むのが苦手で依頼の詳細が書いてあるメールもちゃんと読まなかったので、途中まで全く「東京」を意識しないで制作してしまい最後に慌てて東京タワー付け足したとか、どこでカット割りしていいのか全然わからなくて結局長回しみたいなスクロールアニメになっちゃったとか、とにかく言動全てが可愛かったです。
作品の方もバラエティに富んでいて面白いと思うものが多かったです。トークショーは12日の山本精一さん(全音楽担当)で終わりみたいですけど、上映はまだやっていると思います。

では内容の感想を。(上映順)





1:佐藤雅彦+植田美緒
凄い!いつもピタゴラで見る線と点の映像なんだけど、なぜただの線と点がここまで人の動きに見えるのか。面白くてもっと長くても見ていられる。
2:田名網敬一
全くストーリーが見いだせない作品は飽きるーその1
3:清家美佳
もともと「蛾のいるところ」がとても好きで、今回もそのテイストが出ていて良かった。この人の作品をもっとまとめて観たい。
4:大山慶
初めて見たけれど、独特の柔らかさが記憶に残る。
5:しりあがり寿
犬の身体は自分で動いてトレースしたそうだけど、その動きが妙でやばい。テキトーな線はアニメーションになっても健在。
6:束芋
この人の作品もかなり好きなんだけど、今回のはちょっとよく分からないまま終わった。でも、この絵を見るたびに「こういう路線もあるんだなぁ」という憧れと嫉妬の感情が。
7:宇田敦子
ネオンの動きって、こうして見ると面白いね。
8:相原信洋
全くストーリーが見いだせない作品は飽きるーその2
そのうえチカチカし過ぎでまともに見ていられない。それが狙いなら成功しているけど。
9:伊藤高
これはもうアニメーションというより映像作品だと思うよ?
10:しまおまほ
これも背景は実写だけど、その上に描かれている人物のラインや動きに魅力がある。
11:和田淳
最高!絵も動きも設定も何もかもが本当に面白くて目が離せなかった。もっとこの人の作品が見たい。
12:村田朋泰
前が面白すぎたせいか、ほとんど覚えていない。
13:古川タク
人間と動物の世界に分かれる境界線が「橋本駅」、だとしたらかなり絶妙なチョイスをしていると思ったんだけど。全然見当違いの違う話だったらごめんなさい。
14:久里洋二
もうこの人は何をしても許されるよ。気が抜けすぎてて笑っちゃう。
15:山村浩二
素晴らしい。これぞ日本のアニメーション。デフォルメがお洒落でラインが綺麗で色が心地よくて夢見るようなストーリー展開。やっぱり好きだ。
それにしても一つ思った事が。音楽は全部同じ人が後から入れたそうですけど、山村さんの時だけやけに凝ってない?映像に合わせていろんな音差し込んでたりしてたけど、それもあって特別良く思えたのかな。いや、そうじゃないと思うけど。
16:岩井俊雄
じっと見ていると怪しい術にかけられそう。