人間って凄い！

07.2.17（土）12：30〜
シルクドゥソレイユ ドラリオン 東京公演 
原宿 新ビッグトップ

初、シルクドゥソレイユ。これがっ！
人はあんなにも軽やかに飛んだり、ぐにゃりと曲がったり、他人と息を合わせたりできるんだな。
代々木競技場の隣に設営されたテントは思っていた程大きくはなくて、座席表で確認して想像していたよりも、ずっと近くで観やすかった。
ドラリオンというだけあって、全編にわたってアジア仕立て。衣装も音楽も中国、インド、タイやバリなんかが全てミックスされたようで、それもまた綺麗で良かった。
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道化役の3人はタキシード（若干微妙）やトレンチコートを着ていて、始終滑稽ではあるけれどこれから始まる物語の案内役のようにも感じた。
彼らは最初からステージ近くに座っている男性客１人を舞台に上げて、いじりまくり。反応がいかにも気弱な日本人という感じのおどおどしている人で、それがまた可笑しい。何度もステージに上げられていて「すごい気に入られてるなぁ」…と思ったら！中盤でその人もピエロの一員だったことが判明。だーまさーれたー。素人にしては少し気が利いてると思う所もあったけど、あまりにも自然な演技ですっかり騙されたよ。ほんとびっくりした。
あとキャッツみたいにふわふわの衣装を着た小さな女の子がいて、その子がやたら可愛かった。後でHPの紹介見たら「リトルブッダ」だそうな。
獅子舞みたいな巨大な生き物が出てきてそれが「ドラリオン」なんだけど、そいつも可愛かったなぁ。大きな玉に三頭一辺に乗って、その状態でシーソー渡ってて大興奮。つまり中の人6人でしょ！？すげー
やたらと身体が柔らかい女の子が片腕倒立しながらありえない形になったり、中山功太みたいな人がいっぱい出てきて次々と輪くぐりしたり、ボールを7個くらい使ってとても美しくジャグリングしたり、組体操のピラミッドの状態で長縄飛んだり、もう常に拍手しっ放し。
中でも2組の空中ブランコは一番心惹かれた。たまたま最近いしいしんじの「ぶらんこ乗り」を読んだせいもあるかもしれない。成功するに違いないのにどうしてもハラハラしてしまう、それだけに上手く決まった時の感動が大きいんだろうね。でもそれを言ったら今日の演目全部そうだけど。
とにかくおもしろかったなぁ。いつか他の公演が来日したらまた行きたい。

今回は母親の誕生日プレゼントという事にしたので、ランチもおごり。どこも混んでいて結局適当な店にしちゃったけど、ちゃんと喜んでくれた。最近は親を大事にしなきゃなぁと思うようになったので、たまには２人で出かけたりもしようと思うよ。