読んだ

と言っても、読み終わってからわりと時間経ってるのもあるけど。

アサッテの人

アサッテの人

面白い。冒頭の文体で掴まれた。必要のない説明文がリズムとなって、淀みなく文章を流れさせる。


雨・赤毛 (新潮文庫―モーム短篇集)

雨・赤毛 (新潮文庫―モーム短篇集)

これを読んでいたら、宗教で崇拝する対象を作るのは、嫌な事から責任逃れする為なのかと思った。都合の悪い事は全部自分ではなく神様のせいにすればいいんだもんね。


掌の中の小鳥 (創元推理文庫)

掌の中の小鳥 (創元推理文庫)

この人の文章はどうも合わない。感情面で理解できない部分が多い。


LOVE

LOVE

面白い。初めて読む文体。読んでいる間中、平らな鏡面の上に氷の球を滑らせるようなイメージを受けていた。イメージカラーは薄い水色。本の装丁とはだいぶ印象が違う。


サウス・バウンド

サウス・バウンド

親しみやすい、物語らしい物語。こういう革命がどうのという話を読むと、もし自分が60年代に青春時代を送っていたら、どうやって世間と関わっていただろうかと考えてしまう。体育会系のノリが大嫌いだから組織に入って活動家にはならないだろうけど、熱いのが嫌なのかといったらそうでもない。冷めた目で傍観してる人ではないといい。
そういえば小学生の世界は狭かった、と思い出させる。