レトロハウスから三鷹の森へ

土曜の夜はお友達の家に泊まり、日曜はジブリ美術館とアナログライブ。大充実の土日。
友達は独り暮らしを始めてはや2年、前々から誘われていたけれど行くチャンスがなくて、今回初めての訪問だった。極寒の街をやり過ごし着いたその家は、かなりレトロなアパート。そこは聞いていなかったので少し驚く。
中も思った以上の旧式。部屋は広さと壁の薄さのせいか、なかなか温まらない。手を洗おうと洗面所へ行くと、お湯が出ない。驚きに少し不安が混ざる。トイレにはどこにも流すレバーがなく、よく見ると上のタンクから紐レバーが下がっている。こんなレバーを引いたのは何年ぶりだろう。そしてお風呂も当然のように水しか出ず、風呂桶に水を張って沸かすうえ、なんとシャワーが付いていなかった。が、私が狼狽するより先に「大丈夫、手作りシャワーがあるから!」と。てづくり…しゃわー。それは風呂の残り湯をくみ上げるホースの先にシャワーヘッドを取り付けた代物で、これが意外に調子良く使える事にまたびっくり。
それにしてもすごい!生活の知恵をフルに用いても、この不便さで2年は住めないよ。本人はとても気が合う良い子で大好きだから本当に楽しい時間だったんだけど、なにぶん行く季節を間違えた。寒さは相当なもので、明け方に目が覚めてしまうほど。春には窓から桜が見えるらしいので、そうしたらまたお邪魔しよう。


ジブリとアナログの事は明日追記)