古川日出男

村上春樹中国行きのスロウ・ボート」のRemixとして書かれた、古川日出男の「二〇〇二年のスロウ・ボート」

二〇〇二年のスロウ・ボート (文春文庫 (ふ25-1))

二〇〇二年のスロウ・ボート (文春文庫 (ふ25-1))

でも「中国行き〜」からだけではなくて、かなりいろいろな村上作品が混ぜ込んであって楽しかった。特に「世界の終わり〜」からの要素が多かったような。世界の終わり〜は、高1の時に初めて村上さんと出会った、大好きな作品。未だ、夢読みの作業にぐっとくる。
その後に中国行き〜も読み直してみた。
この人の、雨の描写が好きだ。小説の中ではよく雨が降るけれど、ほとんどが静かで優しい。湿った匂いがしてきそうで、実世界でも雨が降ったら私も眺められるのにと思う。
Remixではあるけれど、この2つは色も温度も早さも全く違う作品で、両方好きだ。とりあえず古川さんの方はまだまだ遡れるものが残っているので、ブックオフで「サウンドトラック」を買った。
文庫の表紙が気に入らないから先延ばしにしてたんだけど、ハードカバーではかっこいいのね。何で急に漫画になったんだ?
サウンドトラック

サウンドトラック

これが
サウンドトラック〈上〉 (集英社文庫)

サウンドトラック〈上〉 (集英社文庫)

これに。



バナナマン熱が高い。この勢いにまかせて、大好きなのに持ってなかった「激ミルク」をアマゾンで注文していたので、今日あたり届いてるはずだとワクワクして帰ったら、まだでした。密かに落胆しました。