10×10×10

09.10.10(土)16:00〜20:00
アナログフィッシュ10周年祭り「10×10×10」
出演:アナログフィッシュ/Sorrys!/Sister jet
会場:新木場STUDO COAST

メニュー
1.アナログフィッシュ(センターステージVer.)
2.Sorrys!
3.さかな道(前編)
4.御歓談タイム
5.Sister jet
6.さかな道(後編)
7.アナログフィッシュ(メインステージVer.)

開始直前までは期待と不安と喜びと恐れが入り混じって、どういう気持ちで立っていればいいのかわからなかった。
けれどスクリーンに3人の顔がばばばっと出てきた瞬間、州さんが帰ってきた!!という実感が湧いて、なんだかもう泣けてしまったのでした。


健太郎さん、下岡さんと、1人ずつステージに出てきて中央でお辞儀。州さんは大きく手を振りながら、にこにこ笑顔で帰ってきてくれました。しっかり黒メガネとハーパンで。
割れるような拍手の中、3人揃って中央に設置されたステージへ。州さんのかけ声から始まる「白黒ック」はいつぶりだろう、あぁもう思い出すだけでも胸が一杯だよ。
そして久しぶりに聴く州さんのドラムは、昔と変わらず明るい光に満ちていた。彼のドラムは、1音1音が虹色のビー玉が弾けるみたいにパチパチキラキラしていて、一瞬で色が広がるよ。それに加えて、何だか力強さが増したみたい。本当に本当に楽しそうで格好良くて見ているだけで笑顔になれる、最高のドラマーの1人だ。


(やたら長いので閉じます)
センターステージは360度お客さんが入れるようになっていて、3人は全員中央を向いているのだけれど、私はとにかく州さんの笑顔が見たくてドラムの真正面に。なので、あの太鼓で遊ぶような独特な叩き方も、楽しそうな笑顔も帽子が落ちる所もメガネが飛ぶ所も、全部をしっかり見届けられた。最初は泣きそうだったけど、とても楽しくて嬉しくて、これが私の好きなアナログだー!と思ったよ。
「スピード」では恒例のギターとベースの対決で下岡さんにキスしそうになる健太郎さんと、それをかわす下岡さんの絶妙な掛け合いもあって笑ったし、下岡さんが「何だかすごく楽しいから、携帯持ってる人は次の曲だけ写真撮っていいよー」って急に言い出して。だから前と同じく「ダンスホール」かと思ったら、「BGM」でした。ハローN.Y.と言う前に新しいメロディがついていて、それもかっこよかったです。
そして「ずっとこれをやりたかったんだよね」と言って始まった「出かけた」が、過去最高に素晴らしかった!好きな曲ではあったけれど、こんなに凄い曲だったのか…コーストの音響が良のと、ステージ近くの中央にいたせいもあってか、最後の演奏部分では周り中から音が渦を巻いて襲ってくるようで、まるで海の中みたいで溺れるかと思った。大きな魚が泳ぎだしたのが見えたんだよ。


ここで一部は終了。スクリーンには州さんからのメッセージが投影されて、もう元気でいつでもドラムが叩けると書いてあった。少し前まで当たり前だと思って観ていた事が、本当はちっとも当たり前なんかじゃなかった。3人揃って音楽をやってくれて、それを自分が見られることは奇跡のように貴重な出来事だから、毎回を新しい気持ちで大切に観ないといけないんだ。


会場に散らばっていた友達は、フロアやロビーで自然に寄り集まって暫くおしゃべり。みんな幸せそうで、その幸せが伝わるから自分ももっと嬉しくなれる。この日を何とも言えない気持ちで待っていた人達も、みんな笑顔。


合間に流れたアナログヒストリー「さかな道」の面白いこと!何あの絵、上手すぎるし!!冊子で欲しかったけど、アナログ初のライブDVDに収録されるそうなので、それまでひっそり待ちたいと思います。長いこと待ち望んでいたライブDVDがついに…楽しみ過ぎてそわそわしちゃう。


二部はメインステージで、ひさしさんも加わっての演奏。私はね、3人か、じゃなかったら5人が良かったなって、少し思っちゃったよ。アナログを支えてくれたサポートは2人なんだもの。片方だけじゃ悲しいよ。ドラムが被ったら、今日だけツインドラムだっていいじゃない。1曲だけでもいいし、だってセンターにもう1つ空いてるドラムがあるのに、なんてね。

でもそんなビッツ君の感想が、ハイボルテージのブログに書いてありました。あぁビッツ君!私はあなたのドラムも本当に大好きだったし、今でも変わらず大好きなままだし、何よりアナログが動いていけるように支えてくれたことを本当に本当に感謝しています。「BUGY CRAXONE」という所でまたドラムを叩く事になったそうで、それが何より嬉しいよ。
HIGHblogTAGE:2009年10月 - livedoor Blog(ブログ)
復帰の発表は急だったけれど、その都度ちゃんとブログで気持ちと経緯を伝えてくれたし、それぞれが良い形で区切りをつけて前へ進んでいる印象があるから、疑問が残ったりはしていない。あとは私が気持ちを整理してついていくだけ。


さかな道から続けて始まった二部の演奏も、それはそれは素晴らしかった。技術が、とか細かい部分じゃなくて、もっと大きく「共有した時間全体が幸福」という感じ。そこにいる全員が幸せで、みんなが笑顔で、楽しそうに演奏してて、私はアナログを好きで良かったなと何度も何度も思ったよ。
特に良かったのが「Town」なんでだろう、これも今までで一番だと思うくらい、とても感動した。あと「ダンスホール」はいい曲だよなぁ、私大好き!2人で交互に歌う曲ももっと増やして欲しいな。州さんのドラムはまるで間なんてあかなかったかのように、アナログにピタリと心地よく収まっていてそれがとても嬉しかったのだけれど、「ヘイコウ」だけはビッツ君のことを思ってしまった。一番最初に聴いた時から「佐々木・下岡・木村・ビッツ君の4人で作り上げた曲」という感じが凄くしていて、だからどことなく違和感があった。この曲は是非ビッツ君のドラムでも音源を残して欲しいと思ったよ。
「ハローグッバイ」は何度聴いても全然飽きなくて、聴くたびにますます好きになる。最後だというのに、健太郎さんの声の伸びが半端じゃない。圧倒されるほど真っ直ぐで力強い声。好きすぎて、すでにCD持ってるんじゃないかと思うくらい(笑


州さんの声が入ったハーモニーはとても綺麗で嬉しくて、そんな中でもアンコールでの「夕暮れ」ではそれが如実に現れていた。これはやっぱりこの3人じゃなきゃダメなんだ。久しぶりに聴いた、完璧な夕暮れでした。
ここで下岡さんがお客さんに向けてメッセージ。アナログはリップサービスなんてしないし、彼らの放つ言葉はいつでも本心だと思っているから、この言葉が嬉しくて泣けて仕方なかった。そこから繋がっての「Life goes on」はずるいよね。本当にアナログが好きで良かった、これからも大切にしていくよ。ありがとうありがとう。<一部>
白黒ック/Low/確信なんかなくてもいいよ/スピード/BGM/出かけた<二部>
新曲/Hello/Clap Your Hands!/ガールフレンド/ヘイコウ/Town/ライトブライト/ダンスホール/アンセム/Sayonara90's/ハローグッバイ

En.夕暮れ/Life goes on