デザフェス

今回は出展ではなくて、遊びに行ってきたよ。
あそこは遊び行く方が断然楽しいね。それにしても、こんなに混んでた?というくらいどこもかしこも混み混みだった。でも客として見るとわかる事が沢山ある。どういう人や商品、アプローチの仕方がいいのか、いろいろ勉強になる。とにかくアクセサリーはもう飽和状態という印象。可愛いアクセが山ほど溢れていたよ。樹脂系がかなり増えてた。


ただその中でも人だかりができてるブースがいくつかあって、そういう所はみんな自分のブランドアピールが上手いというのが共通してる。とにかくブースの作り込みが凄い。どうしたら自分の商品に付加価値が付いて見えるかわかってる。商品だけじゃなくて、そこに付属するもの全てにこだわってる。その雰囲気で人が寄って来て、人だかりが更に人を呼ぶ感じ。


わざわざデザフェスへ行ったのは、純粋にいろんな作品を観たいというのもあったけれど、夏に別れたまま一度も会ってなかった元彼に会ってみたい。というのもあって。もう今更どうこうは考えてないけど、会える機会なんてこういう場所しかないし、やっぱり一度顔見て話がしたかった。重い話とか昔の話じゃなくて、そんな鬱陶しい奴になりたいわけじゃなくて、ただの友達みたいに世間話がしてみたかった。ただ4ヶ月ぶりに話す感じはどんなだろうとか、会って話したらやっぱり今も楽しいのかなとか、そんな理由。もし相手が会いたくないと思ってたらこれでも十分重いけど、それは考えないようにして(笑)


直前までは、ほんの軽い気持ちで挨拶できると思ってたのに、いざブースが見えたらうわ!ってなって一回逃げちゃった。けどここまで来たのに会わずに帰ったら意味わかんないからがんばって挨拶してきたよ。できるだけ普通に。やあ、調子はどうよ?って。相手も一瞬驚いた顔してたけど、全然普通に話してくれた。元々馬が合ったからね、会話もしやすくて、それが別れて残念な気持ちを少し復活させてしまったけれど、それ以上に思う事があって。


その人は前から手の込んだ良い商品を作っているのだけれど、自己プロデュースが上手くできてなくて、その点が今回も全く変わっていなくて私はすごく落胆したよ。この仕事続けて行くんだよね?別れて時間もお金も余裕できたでしょ?なんでこんな地味なディスプレイなんだよ、やる気あんのかよ!と言いたかった。上手くやればもっと売れるはずなのに。


私と関係なくなってしまったその人の事なんて本当はどうでもいいのに、やっぱりそういう風には思えなくて。別れた直後は、お前なんて一生独りでいやがれこのやろう!と思ったりもしたけれど、今はむしろ心配してしまう。誰かとちゃんと穏やかな生活を送って欲しいから、十分稼げるようになって欲しい。だって1年をあと50回も繰り返すうちには死んじゃうだろうし、そしたら少しでも長く幸せでいてほしい。昨日会って思ったのは、そんな事。


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