未完成VS新世界

2012.5.12(土)19:30〜
未完成VS新世界2nd mini album
「誰にも知られずに消えていった誰かの歌みたいに」レコ発ライブ
出演:ひらくドア/THEラブ人間/未完成VS新世界
会場:渋谷La.mama

未完成のレコ発は、いろんな想いを重ねながらずっと待ち望んでいたライブ。やっと彼らの新譜が完成したんだと思うと、それだけで嬉しくて泣きそうになった。
こんなに大好きなバンドが不遇の一途を辿っていくのはやるせなかったけど、あんな状況でも澤田くんが音楽から離れるというのは考えにくかったので、この先どういう形になっていくのかとただ見守りながら信じていたよ。



この日のライブは本当に奇跡のような素晴らしさで、特に澤田くんの笑顔が印象的だった。いつもは全力で自分の身を削るような演奏をしてくれる彼らだけれど、そういう鋭い格好良さや芯の強さに加えて、メンバー4人の楽しい気持ちが表情や音にも現れていると思った。


特にダブルアンコール最後の「どんてん生活」では澤田くんがほんとにニコニコ楽しそうで、そんな姿を観たらこっちまで幸せでいっぱいになった。彼は存在しているだけでもう泣きそうになるのに、目の前でギター弾きながら歌ってるのだから、気持ちが溢れてこぼれ出ちゃうよ。


今のバンドの状態もすごく良く思える。決して前が劣ってるわけじゃなくて、ますますバンドとして一塊になれてる感じがしたし、ナイーブさだけじゃなくて明るさとか余裕が見えてきた気がする。新しいドラムの大南さんは、私の大好きな笑ってくれるドラムなので、自動的に目がいってしまう(笑)


レコ発なので何ならワンマンでもいいのよ?という気持ちもありつつ、ラブ人間も好きなので堪能。相変わらず迫力あって格好良かったな、バイオリン入ってるバンドは好き。金田さんのビジュアルが玉山鉄二みたいになってて驚いたよw キーボードの人がすごく良い笑顔で、どうしても印象に残ってしまう。「これはもう青春じゃないか」好きだな、あとやっぱり「砂男」は何度聴いても鉄板。ひらくどあはノーコメント。



「誰にも知られずに消えていった誰かの歌みたいに」は、買ってからずっと聴いているよ。名盤すぎる。こんなアルバム出されたら、たとえ何年間が空いても好きでいられる。


キャッチーな曲が主流な中、個性的で覚えにくいメロディとそれに合わせて切られた歌詞。でも彼らの音楽も澤田くんの歌い方も中毒性があって、物語のような歌詞からは澤田くんが晒してくれた感情が見える。よく聴こうとするぶん身体に深く刻まれていくよ。


「一日のうた」はとても優しくて、毎日新鮮に感動できるような歌だな。「生活に必要な音楽」もすごく好き。毎日頭の中に鳴ってしまう。それと前にninohira企画で貰った「あなたの顔、色が溢れて」が異常に良い曲だったので、いつかライブでやってほしいなぁ。


地獄からの生還 / 未完成VS新世界インタビュー - 未完成VS新世界
続夕暮れ大会:春になったら


誰にも知られずに消えていった誰かの歌みたいに

誰にも知られずに消えていった誰かの歌みたいに