僕らの飲み会

2012.12.2(日)19:30〜
エレキコミックトークライブ「僕らの飲み会 Vol.34」
出演:エレキコミック/板尾創路(ゲスト)
会場:新宿ロフトプラスワン

最近の僕飲みは本当の意味で即完してしまうのでしばらく行けてなかったけれど、友達の代打で急遽行ってきました。どうもありがとう!



【前半】
なんとだっつんは今朝まで食中毒だったそうで。一昨日の夜に豚汁を作った時に、買い忘れた豚肉の代わりに古い生ハムを使ったのが原因らしい。丸一日苦しんでいたけど、僕飲み当日の朝になったら治ってたと。まぁ治って良かったですが…(笑)


アルソックの代わりに今ソックとしてマンションの安全を守ってる話も笑った。だっつんの住んでいるマンションの警報機が急に鳴り出して、うるさいと思いながらもお風呂に入り(やっつんから、一番ダメじゃんとつっこまれるw)出てもまだ鳴ってるので仕方なくだっつん自らが管理会社へ連絡→やっと警備会社の人が来て警報消してくれた。でもこれおかしくない?イマソックが電話しなかったらアルソック来なかったじゃん!と。ほんとにね。


だっつんの部屋は1階なので、泥棒対策に「いつか金持ち」という書き初めを貼っておけというやっつん。「オレが泥棒だったら絶対そんな部屋へ入らない」


やっつんは毎日の生活にこぶししかいなくて、面白い事が何も起こらない事を嘆いていた。夜エンダンが終わって、帰って犬の散歩行ってお風呂入って録画でも見たらもう明け方。朝起きたらこぶしにエサやってゲージの掃除して、身体触ってチェックしてあげて、ちょっと遊んであげたらもう仕事の時間。と言うやっつんに、「溺愛してるじゃん!」とつっこむ今立w


 や「友達とごはん食べようにも、夜中じゃ誰も来てくれない」
 今「オレがもっと家近ければ、豚汁持って行くのになーw」
 や「やだよ!部屋入れないよ!」
 今「ドンドン!おーいやっつーん!豚汁持ってきたよー開けてよー冷めちゃうよー!!」
 や「帰って下さい」
という素敵なミニコントも開催。


やっつんは収集癖がない代わりに家電が好きで、掃除機は用途別に4台あるそう。洗濯機も新しくして、中で洗濯物が回ったり水が出たりするのをずっと眺めていたらしい。「下から水が出たり、服が上にいったらストンて落ちたりするのが、すっごい綺麗なんだよー!」って、眺めてるときの様子を身振りつきで嬉しそうに再現してくれた。なんて可愛い大人なんだ。


そこから、片桐さんは嫁にいろいろ買わされてる話へ。「あなたは好きな事して、私は家で子供と家事で大変なのに、だからあれ買えーこれ買えーって、言われてるんでしょ?犬だけでも大変なのに、嫁いたらもっと大変になるだけだよな。嫁が助けてくれるわけじゃないもんな。」と言うやっつんに「それ完全に片桐さんの話ですよね。この前も8万くらいする高い布(ストール)買わされてましたよねw」と暴露するだっつん(笑)



【後半】
年内最後という事で、ゲストは豪華に板尾さん!
この先の人生もわりと生きていけるな、と思えるようなとても良い話が聞けて気持ちがふわりと軽くなった。


板尾さんは生で見たの初めてだったけど、こんなに格好良いのか!思ってた以上だよ。黒皮のライダースがとても似合ってた。風に吹かれるまま気負わず飄々と生きると、こういう穏やかな顔になるのね。もう50歳まで生きたから、あとはエンジン切っても少しは余力で動くだろうと(笑)


お笑いというより何か表現する仕事がしたくて、最初は島田紳助のところへ行った板尾さん。NSCの存在を教えてもらい4期生で入り、卒業後はなんとなくふわっと吉本と繋がり出した。でも実際は今まで一度も吉本と契約書的なものを交わしたことはないと。なにその不思議なシステム!


自分にできない事はさっさと捨てて、できる事だけをやってきた結果が今。映画つくる時も、最初はぎっちり積んでそこからどんどん引いていく。「奥さんの意見は参考になる」と嬉しそうに話す板尾さんに惚れる。


昔舞台で仁さんと共演した板尾さんに「片桐はどうでした?」と聞くと、「うん…不思議な役者だよね。すごい上手いのに、それを周りに出さないのが凄い。」とかなり褒めてくれてました。その時の話題でだっつんは、今までほとんど仁さんの舞台を観に行ったことがない。とさらりと告白。驚くやっつん。「お前一番仲良いのに?!学生の頃なんて毎日一緒に遊んでた、親友じゃん!」と。なんかいいなー、昔の話(笑)



【締め】
ゲスト退場後にやっつんが言ったことが、私には特別ぐっときた。「物を作る人は常にその事を考えてるけど、俺にはそういう気持ちがない。ネタ作りの事も普段は全く考えてなくて、でも何かで稼がないと生きていけないから、本当は犬育て屋でも何でもいいけど、芸人だからコント作ってる。」という話で、まんま自分と重なった。
展示や仕事が入った時しか物作りしなくて、自分はなんて怠け者なんだろう、そもそもこの仕事本当に好きなのか?といつも思ってたけど、その話を聞いたらどうやら自分だけじゃないみたいだし、この仕事続けても大丈夫かなと思えたよ。これだからやっつんが好きなんだ。


残念なことに、エレキは新年のテレビには一切呼ばれてないそうです。早くも「良いお年を〜」と言われたよ。なんたる悲報!
「TVも営業もなくても何とかやっていけてる芸人」があったら雨トーク出られるのにね!ってw そしてそんな話をしてる時こそ楽しそうに笑い合う2人(笑)
事務所の社長にも、独自の進化をしてきたという意味で「ガラパゴス芸人」と言われるエレキコミック。そんなあなたたちを見るために、会場ぎっしりの人が来てるから大丈夫。安心して続けて下さい。