RIJF8月6日(日)

グループ魂DOPING PANDAサンボマスターohanaアナログフィッシュ矢野顕子featuringレイ・ハラカミ矢沢永吉

ちょっと時間が経ったけどまだまだ平気。余韻で書ききります。(またしてもだらだら長いので読むのは面倒と思われます。)



昨日とはうってかわって大充実の最終日。
が、しかし。朝イチの魂には後悔が残ります。とてもとても楽しみにしていたのに、朝の出発が(予想はしていたけれど)予定より押してしまい、更に持って行った会場用のテントがなかなか立たずに苦戦している間に魂開始。
「テントは後でもよくない?むしろいらなくない?」とはさすがに言い出せず、半分くらい見逃してしまいました。ちょうどlefrancさんとも合流した後だったので、流れでちょっと手伝わせてしまったのが本当に申し訳ない&後悔。私なら行っていいと言われたらすぐ行っちゃうのに、全くもってお優しい方です。感謝!
そんな訳で前半は声だけ堪能し、後半からはしっかり見てきました。メンバーはみんな浴衣でセクシー衣装。かおるさんは水着に浮き輪。そして素敵な着物風の浴衣に身を包んだ原田郁子ちゃんにスケベな言葉を言わせたのち、一緒にさくらを唄ってました。郁子ちゃんもしゃべってる時と歌ってる時の印象がかなり違うなぁ。初めてジュディマリYUKIちゃんがラジオで話す声を聴いた時*1ほどの驚きではないけれど、歌い出すと急に強く揺れるような甘さが強調されて、本当に素敵な声だと改めて思った。

レイクに移動して軽い朝ご飯を食べたら次はドーパン。前回のZeppで非常に楽しかったので今回も期待してたけど、それを超えるくらいとても楽しかった!ひたすら盛り上がるダンダンスナンバーの列挙で、私も踊りまくってきました。黒シャツ黒パンツにネクタイをきっちり締めていたロックスター曰く「今日はスターは正装をしてくる日」だったそうな。むふふっエイキチさんと自分を並べるか。

終演後はサンボのために、急いでグラスへ。このドーパン→サンボが2日間のメインくらいの位置づけだったのでがんばって直行したけれど、やはり1〜2曲は始まってました。けれど途中参加という事も山口さんの真っすぐな熱さですぐ消され、グラスを埋め尽くす4万5千人と一緒に愛と平和を叫んできました。
私は悲しい事に、山さんが言うまで8月6日が何の日だったかというのも忘れていた。あの音に溢れた楽しいフェスの間にそれを思い出せたのは、何故だか大事なことのような気がする。音楽の精神に合ってると思う。毎年高校野球なんかでも「黙祷!」とかいってサイレン鳴って(サイレン鳴るのは終戦記念日だけでしたっけ?)やっと「嗚呼そういえば…」って思い出すけど、正直深く考えようともせずに次の瞬間には気にしなくなる。忘れるというより、心にひっかからない。けれど、あの時あの芝生の上でサンボの歌に挟まれて思い出した8月6日は、歌のメッセージ性や観客の熱も取り込んでいつもより強い意味のあるものに感じた。はっとして、大事なことを忘れていたと思った。
「昔の人は銃口に花を挿したんだってよ。洒落た事すんじゃねぇか」という山口さん。恥ずかしげもなく愛と平和を叫ぶ観客の力が頼もしかった。最後ちょっと泣いた。


身も心もフルで使い果たしたけれど、ohanaは外せないと再びレイクへ。さすがに座って堪能するつもりが、あまりにも可愛くピースフルなので最後はフラフラとスタンディングゾーンへ出てしまう。こちらもこちらで目一杯のラブ&ピースをありがとう!
結局最後まで見て、終わったらすぐに隣のSOUND OF FORESTへ直行。野外アナログフィッシュは初めてでこれもかなり楽しみにしてました。着くと想像通り人が少なめだったけど、2人ともそんなの気にもしない様子でのびのびと爽快に力強く声を奏でていて、その後ろでは斉藤さんがとてもにこにこしながらドラムを叩いていました。いつもの3人。だけどまわりは自然に囲まれていて、空は青く、音が自由にどこまでも広がっていく感じがとても気持ちよかったです。

快い気分のままレイクへ戻り、すでに始まっている矢野顕子+レイ・ハラカミのドリームワールドへ侵入。
彼女がくるりのばらの花を唄った、というか語った時は、まるで不思議な透明感をもった物語の情景が見えるようでした。そんなちょっと眠くなるような夢心地でだいぶ疲れも癒されました。
ラストの永ちゃんまでは時間が空くので、ここでご飯休憩。友達とグラスの奥地に新しく出来た茶屋ビレッジからハングリーへはしごして、湊屋にてあなご天丼を頂きました。おーいしーい!肉より魚派な私は、天ぷらというより唐揚げに近いようなサクサクあなごに感激しましたよ。あ、ここでたぶんBase Ball Bearの人達見ました。昨日はその付近で髭メンバー。やはり湊屋に立ち寄る人が多いって事ねぇ。アナログの佐々木さんに出くわしたいと儚く願っていたけれど、もちろんそれは叶いませんでした。。。
拠点へ戻って友達と合流し、いざ矢沢永吉鑑賞。今日は朝から永ちゃんの為に駆けつけた永ちゃんコスプレ応援団の皆様が大挙していて、そっちもある意味みものでした。けど、私的にトリは正直見たいのがなくて、友達がみんな永ちゃん見るからじゃあ私も〜くらいに思っていたけれど、いざライブが始まったらもうね、すっごい楽しいの!楽しいというか、爆笑しちゃう面白さ。コミックバンドかと思っちゃった。
だって登場から全然違うんだもん。ステージのライトが一斉に落ちたかと思うと、いきなりバイクの爆音が。そしてそこにまたがる白スーツのスター。かと思ったらステージの端端まで一斉に炎が上がり、そこへ登場する永吉。湧く観衆。早くも投げられるタオル。ハングリーフィールドまで埋め尽くす人々に混ざって、私もタオルを回しては投げ!回しては投げ!してきました。
スターの顔や動きやマイクパフォーマンスにはかなり釘付け。そして極めつけはあのしゃべり。文字で表せないのが残念でならない。歌は1つも知らないけれど、とにかく一言一言に笑わせてもらいました。さすがは世界のロックスターだよ。


そうして幕を閉じたこの2日間。本当に濃くて熱くて楽しい時間でした。大勢で過ごす楽しさもありつつ、やっぱり行き帰りの時は1人かせいぜい2人程度が楽だとか、移動は電車が堅実だとか、宿はたとえ1人でも普通にホテルがいいとか、どうせシートに戻らないからクロークで十分だとか、今までの1日参加では分からなかった事がいろいろ判明しました。来年の参考にします!(もう行くつもり)とりあえず次の大イベントはCDJ!!

*1:想像もしてないような低くハスキーな声だったので、局を間違ったと思っていた