Potsunen「Drop」

08.4.11(金)19:00〜
Kentaro Kobayashi Solo Performance Live Potsunen 2008
「Drop」
作・演出・出演:小林賢太郎

ネタバレしてます





おもしろかった〜
やっぱり私、ポツネン好きだな。ラーメンズラーメンズで好きだけど、それとは別にポツネンも好き。同じ人が作っていて同じ役者が出ていたとしても、全然違う主旨だから並べたり比べたりはできない。
ソロシリーズではスクリーンと一体になる映像コントが一貫して好きで、今回も同じくこれが好きだったな。空になったバケツから何度も水が出てくるマジックみたいな要素もあってわくわくしたし、空から落ちてアトムになって、超高速で空飛んで。面白くて食い入るように見てしまう。特にオープニングの映像はあまりにも素晴らしくてそれだけでもう5割は満足してしまった。
もう一つ、昔の音響さんみたいなコントがとても気に入った。紙芝居に合わせて音を作っていく作業が、これも見ていてわくわく。犬は思っている以上に犬で、電話のベルは電話のベル以外の何ものでもなかった。
今回は噺家口調が目立っていたけれど、ちりとてちんを見ていたせいもあってそういうのも嬉しかった。
最後のコントはちょっと恐いというか、薄ら寒い感じがした。ずっと夢みたいにとりとめがない中を流れるように場面が展開して、私も最初はただふわふわ漂うようにそれを見ていたし、カウンタック君には大笑いしたのに、直後にそれは腕だという言葉でいきなり現実に戻された。子供の頃「自転車になりたい」「スーパーカーになりたい」と言っていたちょっとばかっぽいけど素直な子供は、大人になっても同じ事を言っていて、結局それはただの頭のおかしい人になっていた。フライヤーを初めて見たけど、そういえばこれもちょっと不気味だよね。。。
ポツネンはアドリブとか少なくて、何度も観にいくタイプの公演ではないけれど、でも1度は生で観たい公演でもあるなと、今回は特にそう思った。音楽がどんどん大きくなって不協和音に包まれる感じとか、目の前で急に水がどばーっと放たれるのは、やはり会場で観ないと魅力が半減してしまう。今回も無事に行く事ができて良かった、友達に感謝だよ。*1

*1:一緒に行った友達がこのチケット取ってくれた。