RIJF 2日目

宿の周辺にはコンビニ的存在がないので、早めに会場へ行って朝ご飯。とはいえ、米と麺と肉が主流のフェス食。朝は食べる気にならないの。パンを下さい、パンを…。なか日は大きい荷物もないから楽だよね。


8/2に観たもの

Perfume(L
キャプテンストライダム 少々(S
ハヤシヒロユキ(DJ
SOIL&”PINP"SESSIONS 後半(L
tobaccojuice(S
the telephones(W
筋肉少女帯 前半(L
bonobos(S


個々の感想は畳みます〜

生で観るのは初めてだから楽しみにしてたけど、覚悟していた動員を遥かに越えていて若干うろたえる。朝一なのに…みんな凄い。入場規制にはひっかからずに済んだので、芝のところになんとか隙間を見つけてまぎれて待つ。
3人が水色と青の衣装で登場すると、波打つレイク。あれだ、ネコバスのお腹の中みたいに、ぎっしり埋まったレイクの会場全体がゆらめくように動くの。この光景は圧巻だったよ。それにしてもかわいいよねぇ〜のっちは人形みたいで惚れ惚れしちゃう。でもあーちゃんの、率先してしゃべるサービス精神も愛らしくて良い。しかも面白い。天然っぽいけど、同性からみても全くイライラしない。突然気づいたのか「今日のうちらの衣装、背景と同化してない!?」と言ってバックの壁に駆け寄ってポーズをとったり、何かを歌い終わったあと急に「足がかゆい〜カニにかまれた〜」と言っては、間髪入れずのっちに「カニじゃなくて蚊でしょー」と冷静なつっこみをされたり。笑える。
ライブの最初と最後には3人揃ってホテルマン顔負けの深々とした礼をしていて、「あぁ、この謙虚さがみんなから支持される理由なのかな」と思ったりした。これをみたら私もまんまと応援したくなったもん。


早速暑いのでかき氷を買って、フォレストの芝で食べている間にキャプストを2曲くらい聴く。お客さんがぴょこぴょこ楽しそうに跳ねていてかわいい。そしてハヤシへ。

満杯だったので、道を挟んだところで楽しく躍る。がっちり観たのは今回が初めてだったけど、すごいねー。楽しませる心がたっぷりで、おもてなしの人なんだなって思った。あの映像は笑ったわぁ。広々躍ってとても疲れたけど、気持ちは高揚。

  • SOIL&”PINP"SESSIONS

ハヤシのあとに行ったけど、わりと観れた。これはまぁ外さないよね。いつでもかっこいいです。歩いて躍って歩いて躍ってくたくた。


いったんヒマになったので友達に連絡してみる。やっぱり空白だった。趣味が似てるから、ヒマにしてるであろう時間というのが何となくわかる(笑 森のキッチンでお昼ご飯食べて、そのままフォレストへ。今回からここが繋がって移動できるようになったけど、この作りわりと良いと思うな。フードスペースがもうちょっと広がると、もっといいんだけど。

前に何かとの対バン(アナログかな)で観た時も思ったんだけど、凄くいい声してるし何かのきっかけさえあればもっともっと売れると思うんだよね。懐かしい景色のような稀な声。でも個人的に今ひとつ好きにならないのはなぜかしらと思っていたら、ライブの後に友達が答えを言い放った。MC。MCが趣味じゃないんだ。喋り方もその内容も。好きな方本当にごめんなさい、でも単に個人的趣味の話なので許して下さい。

で、自分の中で物議を醸したテレフォンズ。すごくね、好きだと思ったんですCDでは。いや、今でも好きですCDでは。でもちょっとライブは違ったかなと。残念ながらアクトは私の好みではなくて、でももしかしたらこの狭いステージだったからかなとか、フェスだからファン層が若いのかなとか、何か別に要因があるのかもしれないという気持ちも残ってはいる。だってあんなにわくわくキラキラするような音楽なのに…なんであんなにがっついてるの?
でも今回のライブ感想を観ると凄く良いライブだったみたいなので、やっぱりただ自分と合わなかっただけなんだろうなぁ。そういう事ももちろんあるもんね、仕方ない。浦和出身みたいなので、がんばって欲しいです。

かっこよかったー!
「全員オーバーフォーティですが、メタルやってますっ!!」という大槻さんに惚れました。いくつになっても歳のせいにして諦めたり捨てたりせずに、信じてるものを貫いてる彼らが本当にかっこいい。しかも大槻さん面白いし。
「普通の40代なら、息子とポケモンラリーやってるはずなのに」って(笑
でもbonobosのお時間なのでギリギリまで観てフォレストへ。

この日一番の幸福はここにあった。
彼らが良いのはもう十分知ってるし、いつでも最高の情景をみせてくれるのもわかってるけど、その中でも今日は特別で、その原因はもちろんアンコールにもってきた「THANK YOU FOR THE MUSIC」にある。本編最後の「Standing There」でもすでに、夜の闇に光が満ちるような幸福だったよ。でもそれで終われるわけないし。
どのバンドにもライブでは必ずやって必ず盛り上がる代表曲があると思うけど、それも何度も何度も聴くとやっぱり飽きる場合が多くて、でもbonobosにおける「THANK YOU FOR THE MUSIC」はそういう次元じゃない。こんなに「愛そのもの」みたいな音楽は、世界中探しても見つからないと思ってしまう。バンド単位で言ったら他にも好きな人たちは沢山いるけど、1曲だけ選ぶなら私はこの曲かもしれない。
そんな最高の音楽をあの空間で、大勢の人たちと祈るように空へ送り出す。その景色の綺麗さを、最後まで泣きながら記憶に焼き付けた。

THANK YOU FOR THE MUSIC

THANK YOU FOR THE MUSIC