暇で暇で泣ける

もうおうちに帰らせてくださいっ


昨日のポニョ感想でも書いちゃおうかな。適当な内容だけど、ネタバレします。




可愛いくて不思議な映画だった。
まず何よりポニョが可愛かった!ぽにょっとしてるからポニョだったとは知らなかったよ。見たままね・笑
冒頭、瓶に頭から入って取れなくなるとこできゅん☆わりとむちゃをして取ろうとするそうすけ少年。ちぎれちゃう!ポニョの頭取れちゃうっ!
そして人面魚を普通に受け入れる大人たちナイス。唯一老人ホームのトキさんだけが、それは人面魚だと指摘。アニメ用に擬人化した表現なわけではなく、ポニョはあくまで人面魚。
自力で手足が生やせるポニョ。しかし指が3本ずつなのでどう見ても鳥。この状態はちと怖い。
ゲル状の魚に乗って襲い来るポニョ。そうすけを見つけてすごい笑顔なのが可愛い。その津波から、ルパン並のドライブテクで逃げ切るそうすけとリサ。リサすごい格好いいよ。山口智子の声もはまってる!
一晩で深く深く水没する街。古代魚みたいなのが沢山泳いでいて、このシーンが一番ワクワクした。「街が水没」というのは、たぶん子供はみんな好きなんじゃないかなぁ。
そうすけとリサの魅力に対して、あまりキャラ付けされていないその他の大人。ポニョの父親「フジモト」は、どんな理由で人間から海の人になったの??
とにかく大人がみんな、ポニョに疑問を持たず受け入れてるのがステキ。街が丸ごと沈んだのに、呑気で朗らかな街の人々。
ポニョが人間になれた事で、世界のナントカがあっさり閉じられる。大嵐の始まりと終わりの理由がいまいちわからない。
上映時間が短い事にもびっくりしたよ。絶対2時間以上はあるものだと思っていたから、さらっと終わってとまどった。
ジブリは、どちらかというとナウシカとか初期作品に好きなものが多くて、だから今回の全部手描きという手法がとても楽しめた。色が綺麗だし、動きがとにかく華やか。同じ画面でも遠くの風景は色鉛筆みたいなタッチで手前は普通のアニメーションみたいなベタ塗りな場面なんかもあって、そういうのも面白かった。
直後は終わり方に戸惑ったけど、今日同僚とポニョの話をしながら、こうやってあとで思い出すと笑えて楽しい映画だったなぁと思ったよ。同じファンタジーでも、ハウルは大人向けで、あの話は本当に凄く好きなんだけど、ポニョは子供へ向けたファンタジーなのだからこれはこれでいいんだと思う。