恋の門(ネタバレ含み)

すげーよー面白いよー何だコレ!!映画館で見損ねて以来忘れてたら、もうレンタルになっていたので借りてきた。けどまさか2泊3日の間に普通に1回見て、主演二人のコメンタリー2回見て、監督らのコメンタリー1回見るなんてね、見過ぎだろ。いやー松尾スズキすばらしい、これが映画初監督だったなんてさぁ。今までも何か撮ってそうなのにな。
というか、何から書いていいのかわからないけど、とりあえず松田龍平に惚れました。この人こんなにかっこよかったっけ?妖しさ全開な彼に恋しました私。酒井若菜は最高にかわいいし。彼女の声色七変化についつい引き込まれてしまったよ。コスプレ姿もまた惚れます。あっ、ちなみにこれから先もミーハーな感想しか書きませんすいません。で、で、何度見ても大爆笑なのが田辺&はいりカップル!「山なのか、君なのか」って、何だそれー!「シャッターチャンスしかなかったよ」なんて、漫画の中のセリフじゃん!いや、漫画なんだけど。田辺誠一がまた、ああいうバカキャラが滅法似合うのね。(誉めてますよ)あと河原で石投げ合ってるところが最高!!
「石が好きー」「石が好きな君が好きー」アハハハーキャッキャッ・・・
あぁ、それは波打ち際でやってくれ!
でもオモシロポイントは挙げたらキリがないので、あえて大事に閉まっておくことにします。ただ、一つ確信を持って語るならば、それは言葉の使い方が素晴らしいという事。綺麗なだけではなくて、どうしても耳に残って離れないような、引っかかりがある文体なり発音なりが非常に多い。恋乃の「恐ろしい事ですよ、これはぁ」とか門の「ばっかだぁー」とか、こうやって活字にするとちっとも何ともないんだけど人間の口を通すとあれだけ不思議な物に生まれ変わるのか。と、切に思った。言葉に関しては小島聖の演じている女が相当きわどくてみとれる。
他には、忌野清志郎サンボマスターのロッカーコンビが入ることによって全体がバチッと締まる感じがするとか、衣装含め美術さんに敬礼!ですとか、なんだかカラフルな街の中をジェットコースターに乗って疾走したような爽快感がある映画でした。とにかく笑える!