家といちご

さっき食べたいちごがとても美味しくて幸せ。
小さい頃、雛祭りにはいつも母親と一緒に沢山のいちごと生クリームでケーキを作った。奥の和室には苦労して出したお雛様があって、五人囃子はちょっと恐くて嫌いだったけど、骨組みの下の空洞が秘密の部屋みたいで楽しかった。
最初の家は今でも細部まで覚えているのに、次の家はぼんやりしていて、いろんな出来事は全部夢の中の話みたいだ。